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03月05日-03号

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  1. 姶良市議会 2021-03-05
    03月05日-03号


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    令和 3年 3月定例会(第1回)令和3年第1回姶良市議会定例会議事日程第3号                        3月5日(金)午前9時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和3年第1回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前 9時00分  ││    令和3年3月 5日(水)本会議     ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 3時54分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村  親 │出 │17│谷口 義文 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 2│竹下日出志 │出 │10│森川 和美 │出 │18│小山田邦弘 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│国生  卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│峯下  洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│      │  ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀  広子 │出 │22│有川 洋美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│東馬場 弘 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  23人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 迫田 耕蔵 │  事務局次長 │ 竹中 裕二 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │蒲生総合│原田 正巳 │建設部長│松里智一朗 ││ 第121条 │    │      │支 所 長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│前畠  実 │企画部長│松林 洋一 │消 防 長│米澤 照美 ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の職氏名  │教 育 長│小倉 寛恒 │市民生活│福元 義行 │水道事業│新門 哲治 ││       │    │      │部  長│      │部  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│宮園 正浩 │保健福祉│竹下  晃 │総 務 部│今別府浩美 ││       │    │      │部  長│      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │行政管理│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│濱田 耕一 │農林水産│吉田  孝 │総務部次│原口 浩幸 ││       │合支所長│      │部  長│      │長兼危機│      ││       │    │      │    │      │管監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企画部次│髙山 八大 │農林水産│萩原 安信 │建 設 部│師玉 保之 ││       │長兼地域│      │部次長兼│      │土木課長│      ││       │政策課長│      │農政課長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│吉永 惠子 │教育部次│前田 浩二 │農林水産│壱岐 昌弘 ││       │部次長兼│      │長兼学校│      │部 林 務│      ││       │男女共同│      │教育課長│      │水産課長│      ││       │参画課長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│向江 美喜 │教育部次│塚田 佳明 │教育部社│深野 信之 ││       │部次長兼│      │長兼保健│      │会教育課│      ││       │健康増進│      │体育課長│      │文財│      ││       │課  長│      │    │      │係  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│野村 昭彦 │水道事業│岩下 伸一 │    │      ││       │部次長兼│      │部次長兼│      │    │      ││       │保険年金│      │施設課長│      │    │      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建設部次│田代 信彦 │総 務 部│堂路 温幸 │    │      ││       │長都市│      │財政課長│      │    │      ││       │計画課長│      │    │      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               3月5日 ○議長(東馬場弘君) これから本日の会議を開きます。(午前9時00分開議) ○議長(東馬場弘君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。 ○議長(東馬場弘君) 日程第1、一般質問を行います。 本定例会では21名の議員から通告がありました。 本日は、6名の一般質問を行います。順次発言を許します。 まず、16番、和田里志議員の発言を許します。 ◆16番(和田里志君)     登      壇  おはようございます。令和3年第1回定例会、トップバッターで質問の許可をいただきました。姶良が輝く市政クラブ姶輝、池島町の和田里志でございます。今回は質問者が多く、初日は異例の9時からのスタートになりました。本日も朝早くから傍聴にお越しくださいました皆様、そしてインターネットの中継を御覧いただいている皆様に厚く御礼を申し上げます。 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大、いつまで続くのか不安は尽きません。ようやく始まったワクチン接種、一刻も早い収束を願うものであります。 また、この3月をもちまして退職される皆様方、本当に長い間お疲れさまでした。これからは、第二の人生をますます謳歌していただきたいと思います。 そして、まだご本人の口からはお聞きしておりませんが、教育長並びに副市長、今議会が対峙できる最後であるとするならば、これまで市政に携わっていただきましたことに心から御礼と感謝を申し上げ、通告しました質問に入ります。 質問事項1、第3次姶良市実施計画について。 要旨、第2次姶良市総合計画に基づき、暮らしやすい魅力あるまちづくりの推進のために、市のサービスの水準と予算の在り方を示す実効指針として、第3次姶良市実施計画が策定された。この実施計画に示された事業は、基本構想及び基本計画を効果的に推進するために政策的要素が強い事業を対象にしている。 さらに、3年間の実施計画であることから、国の政策変更や住民ニーズの変化に臨機応変に対応するために、毎年度、計画調整(ローリング)を行い、実態に即した計画になるようにするとしている。 そこで以下について伺います。 1、令和元年度から今回の計画まで、ローリングにより廃止した事業や内容を変更した事業、計画検討を行った事業について、それぞれの主な事業名とその理由を示せ。 2、今回、第4次実施計画以降に計画検討を行うことにした主な事業とその理由をお聞きします。 質問事項2、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針について。 都市計画の目標として、「自然豊かで快適な暮らしを発信する県央都市あいら」を基本理念とし、4つの都市計画の基本方針に基づくまちづくりを推進するとしてきました。 そこで以下について伺います。 1、これまでに、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針や許可基準等について、変更または改正された事項があるか伺います。 2、誰もが安心、快適に暮らせる都市づくりの基本方針に基づき、道路・公園等の生活基盤の整備を進めるとしてきましたが、その結果と実態を伺います。 3、過去に開発許可を受けたにもかかわらず、その開発行為が行われていなかったり、開発業者が倒産したり等で、そのまま放置されているところはないか伺います。 4、開発許可に基づく工事完了後の道路・公園等の帰属は、当初の条件や協議のとおりになっているか。 5、土地区画整理事業の見通しはどうなっているか。 6、位置指定道路や私道内における上下水道施設等の取扱い、道路の保守・維持管理はどのようになっているか。また、一般の通行等に供されている私有地等での事故の賠償責任はどのようになっているか伺います。 以下は一般質問者席から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。今回は21人の方から一般質問をいただきました。順次答弁を申し上げますので、よろしくお願いいたします。 それでは、和田議員のご質問にお答えします。 1問目の第3次姶良市実施計画についての1点目のご質問にお答えします。 第1次実施計画から第3次実施計画までの間において廃止した主な事業は、吉田清掃センター解体事業、龍門滝温泉整備事業、くすの湯整備事業、フットボールセンター整備事業であり、これらは事業終了に伴うものであります。 次に、内容変更した事業は、蒲生複合新庁舎と全天候型子ども館の建設計画の見直しであり、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響や国庫補助金の活用及び合併推進債や過疎対策事業債の活用にめどがついたことが主な理由であります。 蒲生複合新庁舎につきましては、当初、令和3年度に着手する予定であった実施設計以降の業務時期を見直したいと考えており、現時点で、5年度に実施設計の着手、6年度に建設工事の着工、7年度の完成を想定しております。 全天候型子ども館につきましては、当初、令和3年度に着手する予定であった実施設計以降の業務時期を見直したいと考えており、現時点で、4年度に実施設計及び物産館の解体、同年度末から5年度に建設工事を行い、6年4月の供用開始を目指しております。 その他、市営住宅解体事業、河川改良整備事業につきましては、計画年度を令和3年度に前倒しすることとしております。市営住宅解体事業は、築50年以上を経過している市営住宅について、周囲の環境や衛生面、防犯上の観点から解体を進めるものであります。 なお、解体後の土地については、自主財源確保の面からも、公売による売却処分や用途変更を行うこととしております。 河川改良整備事業は、昨今、全国的に頻発している河川氾濫などを踏まえ、市が管理する河川について、緊急的浚渫事業に取り組むものであります。併せて、新たに創設される交付税措置率の高い有利な起債を財源として充てられることから、河川工事についても計画的に進めることとしております。 2点目のご質問にお答えします。 現在の新型コロナウイルス感染拡大の影響を見極める必要があることや、複合新庁舎の建設という規模の大きな事業が控えていることもあり、これまで実施計画に掲載していた事業であっても、事業の緊急性などに鑑み、やむを得ず実施年度を見直さなければならない事業もあります。これらは、第4次実施計画以降に計画検討を行う事業として掲載しております。 一例を申し上げますと、帖佐駅バリアフリー化事業につきましては、JR九州から新型コロナウイルス感染拡大による減収のため、事業実施について一時凍結の申出があったものであります。 また、ゴミ出し困難者救済事業につきましては、シルバー人材センターにおけるワンコインサービスによるゴミ出し支援や、一部の自治会等では、ごみ出しの支援が既に取り組まれている現状にあります。このように民間等で取り組まれている状況下において、今後、市がどのように関わっていくかなど制度の在り方を含め、再検討することとしたものであります。 その他の第4次実施計画以降に計画検討を行う事業についても、新型コロナウイルス感染症の影響などを鑑み、事業計画や事業費の見直しが必要な場合があるものと考えております。 次に、2問目の都市計画区域の整備、開発及び保全の方針についての1点目のご質問にお答えします。 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、いわゆる区域マスタープランは、都市計画区域全域を対象として、県が一市町村を超える広域的見地から都市計画の基本的な方針を定めるものであります。 本市におきましては、合併後、市町村マスタープランの策定や都市計画区域を統合及び追加変更したことに伴い、平成28年に姶良市都市計画区域マスタープランの策定を行っており、これまで変更は行っておりません。 なお、同区域マスタープランに基づく都市計画で新たに策定・変更したものにつきましては、姶良市立地適正化計画の策定や、特別用途地区・大規模集客施設制限地区の指定や見直し、都市計画道路の見直し等を行っております。 2点目のご質問にお答えします。 生活基盤の整備のうち、まず道路につきましては、今月13日に全面開通する桜島スマートインターチェンジや、昨年9月に開通したJR茶工場踏切の森山線のほか、国道10号、県道伊集院蒲生溝辺線などの整備を実施しており、現在、帖佐駅前広場や朝日町通線にも着手しているところであります。 また、公園につきましては、姶良市総合運動公園や松原たいこ公園、須崎公園等を整備しております。 これらの基盤整備により、交通網体系や市民の憩いの場の拡充が図られ、高齢者や子どもをはじめ、誰もが安心して暮らし続けることのできる利便性の高い都市づくりが進められているものと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 市内における土地利用協議が必要な開発行為において、市が許可を出したにもかかわらず履行されていない開発があることは把握しております。開発行為者である会社が倒産し、許可後に開発予定地の所有権が移転されるなど状況が変化しているケースもあり、今後も開発行為に関する監視、指導を継続していきたいと考えております。 4点目のご質問にお答えします。 開発行為者が市の開発行為申請許可を受けて造った道路については、姶良市宅地造成等土地開発に関する指導要綱に基づき、道路の幅員や延長、開発行為者の意向を踏まえて公共管理予定者と協議し、市に帰属する道路と、開発した個人や会社等が所有する私道とに二分されます。市に帰属した道路については、維持管理は市が行いますが、市に帰属しない私道については、所有者の自主管理となっております。 公園については、県が許可権者である都市計画法第29条による開発行為の中で市に帰属された公園があり、都市公園として、公園愛護作業を活用しながら市が管理している状況であります。 なお、私道については、維持管理が十分でない状況も多々見受けられており、市としましては、私道でも一般の方も利用されている道路については、生活道路等の事業補助を活用した維持管理をお願いしている状況であります。 5点目のご質問にお答えします。 本市の土地区画整理事業につきまして、帖佐第一地区土地区画整理事業は、平成27年度に清算登記まで終了し、同事業区域については住環境が整い、宅地利用の増進が図られているところであります。 帖佐第二地区につきましても、土地・建物権利者や住民の方々が土地区画整理事業による整備を期待されていることは十分認識しております。 この地区は、平成16年度に現況測量・権利調査を実施しておりますが、その後、民間による一戸建て住宅や集合住宅が次々に建築され、土地区画整理事業に見込まれる費用は増大し続けている状況です。 第二地区につきましては、市街地の状況、地域の実態、財政状況等を踏まえ、実施の可能性等について、引き続き調査・研究してまいりたいと考えております。 6点目のご質問にお答えします。 新たに上下水道の施設を整備する場合は、姶良市宅地造成等土地開発に関する指導要綱と姶良市給水条例施行規程並びに姶良市地域下水処理事業の管理等に関する条例に基づき、設計内容や管理方法などを事前協議により取り決めております。 一般的に私道等に設置される水道施設は、給水装置として申請者が設置・管理を行っております。 また、道路の保守・維持管理につきましては、私道の道路位置指定の認定にかかわらず、原則として所有者または管理者によるものとしております。 しかしながら、一般の方も利用可能な私道で、現に穴ぼこや側溝の蓋版割れなど、事故につながるおそれのある状況にもかかわらず、所有者または管理者による補修が不可能な場合は、市において応急的な補修を行っております。 一般の通行等に供されている民有地等での事故の賠償責任につきましては、事故の原因や状況にもよりますが、所有者または管理者に対して管理瑕疵を求められる可能性があるものと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆16番(和田里志君) それでは、2回目の質問に入らさせていただきます。 まず、ローリング等によって見直した事業ということでお聞きしました。施政方針でも述べられましたけれども、大きくは蒲生の複合新庁舎建設、1年半程度、先送りしたと。それと、全天候型の子ども館の建設を少し遅らせたと、今年度は基本設計だけ入れたということでございます。 そこでちょっとお尋ねしますが、一昨日も総務班会の審査のときにちょっと確認したんですけれども、この複合新庁舎の建設事業の事業費、今度出された第3次姶良市実施計画、これでいきますと令和3年度が24億2,600万円、4年度が25億9,000万円、5年度が38億4,800万円というような形で出されているわけですが、事業費そのものは、これはもう蒲生の見直しに関係なく変わらないということでよろしいんですか。 ◎総務部次長兼行政管理課長(今別府浩美君) お答えをいたします。 蒲生の見直しにつきまして、1年半遅らせることになりますけれども、今回の実施計画で示されております3年、4年、5年度の事業費につきましては、その事業費でもって進めてまいりたいと、今のところではそういうことで考えております。 以上でございます。 ◆16番(和田里志君) 複合新庁舎については、変更した内容に沿って、この計画に乗っけたということかと思うんですが、子ども館につきまして、あるいは文教厚生常任委員会で審査したわけですが、今年度は基本設計だけ、来年度大きな金額が──1億4,800万円、そして令和5年が2億3,100万円ということで計画されていますが、この数字は反映されていないというような審査の段階で部長の説明だったんですが、そこは令和4年度、5年度はどのような数字になりますか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 実施計画の8ページに子育て支援拠点施設事業が載ってありますけれども、令和4年度1億4,800万円ほど計上してあります。答弁書にもありましたとおり、実施設計と建物の解体を予定しております。 それと、できますならば、建設工事を一部ちょっと前倒しで入れているという形で1億4,800万円ほど入れております。 令和5年度、これが建設工事ということで、残りの2億3,100万円ほどが計上されているような形でございます。 以上です。 ◆16番(和田里志君) ということは、この実施計画のとおりということですね。 我々が班会で審査した時点では、市長が見直しを1月に決定されたと。これは2月に発行されているわけですけれども、タイムラグがあったから、その分は反映されていないという説明だったかと思うんですが、もう一回その説明をお願いいたします。 ◎企画部長(松林洋一君) 実施計画を策定する段階で、令和4年度、令和5年度の分につきましても調整をさせていただいた上で掲載をいたしているものでございますので、そういう意味では反映をしているというふうに思っているところでございます。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 反映されているということですね、じゃあ。このとおりということですね。もう一回答えてください。 ◎企画部長(松林洋一君) 先ほど、保健福祉部長のほうでお答えをくださいましたように、子ども館につきましては、建設事業費を一部令和4年度にかけて計上いたしております部分がございますが、今現在で考えていますのは、この金額の計画で進められるのではないかというふうに考えているところでございます。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 私は一昨日、総務班会の中でも確認したんですが、あなた方の我々の審査に対する答弁は、その場しのぎじゃないですか。おかしいですよ。 我々の文教厚生常任委員会では、班会では、この令和4年度、令和5年度の子ども館の建設の数字が変わってくると、あなた方が出されたこういった計画を基に我々は審査しているんですよ。 だから、1月に市長が変更をかけられた、これは分かるんです、コロナの影響で。だから、この修正が間に合わなかったと、タイムラグがあったというような説明だったんですが、このとおりだったら、私は一昨日の総務班会でも一々聞きませんよ、こんな数字まで。何か軽視しているんじゃないですか、お答えください。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 班会でお答えしたのは建設工事の件でございます。令和5年度に2億3,100万円というふう計上されていますけど、基本計画ではおおよそ4億1,000万円という数字を建設費で出しています。その中で、令和4年度1億4,800万円の中に建設工事が一部入っているということで答弁書にもありますけれども、これがまだローリングでどうなるか分からないということで、令和4年度、令和5年度、状況によっては動いてくるんじゃないかというふうに考えております。 以上でございます。 ◆16番(和田里志君) 私のほうは、だから、あなた方が出されたこういった資料を基に審査しているわけですけど、もうちょっと丁寧に答えるべきですよ。そうでないと審査できないですよ、その場しのぎの答弁でやられたら。 今年度予算はもうこのとおりですんで、結局、実施計画のとおりということですので、それ以上申し上げませんけど。 じゃあ、蒲生を先送りにされました、それと子ども館を少し遅らせた、その分で、浮いたという言い方はおかしいですけど、幾らか捻出されたかと思うんですが、費用が、それの額、ほかの分にもちろん回されていると思うんですが、それは3年度、4年度、5年度、この3年間どのぐらい捻出されたんでしょうか。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 複合新庁舎建設事業におけます蒲生庁舎と全天候型子ども館の今回のスケジュールの見直しに関しましては、答弁の中にも一部書いておりますが、まず、この事業を実施するについての歳入財源、昨年の12月、年末にかけまして、残念ながら合併推進債の延長──姶良市では令和6年度まで活用できるものの延長を国に要望し続けてまいりましたが、それはかなわなかったものの、6年度までに実施設計を終えれば、7年度以降の建設事業に充てられるという決定がされつつあります。 それから、過疎の新法の関係でということで、答弁に申し上げていますのが、そういうような過疎債、それから合併推進債を後年度のスケジュールでも活用できるという点、それから一部補助金が子ども館のほうにつきましては活用できるという点があります。 ここらあたりにつきましては、事業費に対しての交付税措置とかの話になっておりますので、具体的な金額は、申し訳ありません、ここで申し上げられないんですが、その分と、それから庁舎建設につきましては仮庁舎等々にかかる経費が、この見直しによりまして変わってきますので、浮くという考え方よりは、今おっしゃってくださいましたようにコロナの関係で財源がないということでありますので、その分がほかに回ったというよりも、歳入が大幅に減ったということですので、それに合わせて歳出事業を調整したという考え方をしていただけると、ご理解いただけると思います。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 捻出された金額については具体的にお答えがなかったわけですけれども、急に申し上げましたので、その辺は仕方ないかと思うんですが。 市長はコロナの影響で苦渋の決断をされたということですよね。我々も財政のことを一番心配しているわけですよ。来年はどうなるんだろう、再来年はどうなるんだろうかとか、そういうことで蒲生と子ども館については、市長の公約である子ども館、早く造りたいというお気持ちもあるんでしょうけども、それを先送りされたということで、もうちょっと全体的な形で、総合的に予算の規模、事業はどうなるんですとか、なかなか見えてこないもんだから、こうしてお尋ねしているわけですけれども。ということは、一応この計画どおりということで認識しました。これは、これでいいです。 見直した事業とかいうことは、細かなのもあるんでしょうが、私は去年指摘したんですが、学校給食センター、これがまた今年度入っていませんね。どうですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 学校給食センターにつきましては、第4次実施計画以降に計画・検討を行う事業ということで記載をさせていただいているところでございます。
    ◆16番(和田里志君) 4期に入っているというのは分かるんですよ、書いてありますからね。もう少し、これはもう本当前から申し上げているんですが、加治木の学校給食センター、それと自校方式の給食室、惨たんたる状況ですよ、すごいですよ。 これについて少し提案するんですが、教育長がいつも財源を、有利な事業を引っ張り出したいということで努力されてきたこともよく分かっておるんですが、我々も防衛省の事業としてできないかということで、昨年は東京に行って研修も受けてきました。だけど、残念ながら、そちらのほうは、防衛省関係の資金は引っ張り出せないということですが、よく調べてみますと、金を使わないで、一般財源を使わないで、結局PFI方式、PPP方式、これでやっているところも何か所もあるんです。 学校給食は、それだけで考えますと年間の稼働率が約百七、八十日ぐらいしかないということで、なかなか参入する事業者が少なかったわけですね、今まで。それを、それぞれの自治体が工夫されて、学校給食以外の、例えば老人向けの配食であったりとか、そういうのまで作られたりとか、あるいはそのセンター独自で別な食材を使って調理をして、それでスーパーマーケットで売っていらっしゃるところもあるんですよ。 やっぱりもうちょっと研究をされて、このPFI、あるいはPPPと言われるような事業手法でやれないことはないと思うんですが、いかがですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 今回の学校給食センター化への切替えは、一般財源を駆使しての、いわゆる計画の実施ということだけじゃなくて、今、議員ご指摘のPFIなども含めた取組で、二通りの方法で今検討しているわけでございます。その中での、先ほど企画部長答えたとおりの結果になっているというところで、ちょっと先送りになっているというのが現実の状況でございます。 ◆16番(和田里志君) ちょっと声が籠もってよく聞き取れないんですが。 令和4年度、5年度で、令和4年度でしたか、1,400万円ぐらい予算をつけていらっしゃいますね。それと令和5年度も少しつけていらっしゃいますね。この予算は、どういう予算でしょうか。 ◎教育部次長兼保健体育課長(塚田佳明君) お答えします。 ただいまのご質問ですが、令和4年度、5年度にかけて計上されているものの用途としましては、基本計画の策定業務及び導入可能性調査の委託業務ということの費用でございます。 以上です。 ◆16番(和田里志君) やっと基本計画の策定に入られるということでございますので、そしてまた導入可能性調査ですか、そういうのもしてみられるということですので、そういうのでいろんな形で研究されて、そしてまた他の自治体も研修に行かれるなど参考にされて、早く建設できるようにやっていただきたいと思います。 それと、もう一つ、先送りになっているのかどうかあれですが、消防施設の整備事業、平松の分遣所の増築が、これ設計はもう既に、昨年、蒲生を増築しましたよね。そのときと一緒にできているかと思うんですが、これはどうなっていますか。 ◎企画部長(松林洋一君) 姶良分遣所の増築の関係かなというふうに思っているところでございますが、実施計画の要求では、消防本部のほうから令和4年度の計画として要求が上がってきているところではございますが、財源の見通しがなかなか難しい状況でございましたので、また4次実施計画以降で検討するということとしまして、今後の職員採用とか財政計画を考慮して検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ◆16番(和田里志君) 第4次に入れてはいらっしゃるんですが、これ併せて女性消防団員の確保というのはどうなっているんでしょうか。実際増築された蒲生の分遣所は女性消防員が常駐されているんでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 ただいま、姶良市消防本部、女性職員は2名でございます。今年度、蒲生の分遣所、女性エリアの増築工事ということで、4月以降は職員が配置できるようになります。また、女性消防団員につきましては、各分団、そして女性消防団として十数名、現在在籍して活動をしていただいているところであります。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 時間がありませんので2問目の質問に入らさせていただきますが、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針についてお聞きしました。非常に難しい表現で質問しているわけですけど、簡単に言いますと、今回は道路の整備と公園の整備の在り方について、大きくはこの2つになります。そういうことで答えていただきたいんですが。 施政方針で、姶良市が住みここちランキングの総合第1位になったということを述べて、これは市民の皆様の不断の努力によって、住みよいまちとして大きく成長しているというような表現をされました。ここを、ちょっとその根拠、市民の皆さんの不断の努力というのはどういう捉え方をされているんでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) まさしく、生活をするにあたって、皆様方が姶良市を愛していただいて、姶良市が住みよいというふうに感じていただきながら住まれていること自体が、私は不断の努力だと思っております。まちを一つでもきれいにしよう、子どもたちの安全を守ろう、そういった気持ちが、私は不断の努力だと思っております。 ◆16番(和田里志君) 今、市長が述べられたこともそうなんですが、私はできれば医療費の助成であったり、行政側としてこういうことをしたから、そういうふうに感じていらっしゃるんじゃないかというようなことをお答えいただきたかったわけですが。 もう一つ重ねてお尋ねしますが、住みここちランキングは姶良市が1位ですよね。それと、住みたい街ランキングというのは、残念ながら姶良市1位じゃないんですよね、総合的には1位かもしれませんけれども、鹿児島市が1位になっています。その辺はどのように認識されていますか。 ◎市長(湯元敏浩君) 私の私見でもございますが、住みたい街というのはイメージが先行していると思うんです。ですから、姶良市というのは、10年しかまだたっていないというところで、姶良市のイメージ、姶良市の発信力、こういったものがまだまだ皆さんに届いていない、つまり住みたいというふうなイメージまで至っていない。だけど、住んでいる方々は住み心地がいいと感じている、そこに私は誇りを持っております。 ◆16番(和田里志君) 確かにおっしゃるとおり。今回の調査は、実際に住んでいらっしゃる人がお答えになった結果だというようなことも載っていました。だから、住みたいまちというのはイメージになるかもしれません。 ただ、鹿児島市の場合は、市外から、あるいは県外から移住・定住される方が例年の3倍以上になっているというようなニュースもお聞きしました。60件ぐらいと言われたかと思うんですが。そして、そういう政策はもちろんなんですが、そういう特別なプロジェクトチームかどうか分かりませんが、課を置いて取り組んでいらっしゃるんですよね。 やはり、そういうところがあるんじゃないかと思うんですが、姶良市は黙っていても人口は増えるというようなことで、市長もそれに甘んじてはいけないというようなことは言っておられますけれども、もう少し呼び込むような、金銭的に移住・定住したら幾らか補助しますよとか、家賃の補助しますよとかいうのはあるかと思うんですが、もう少し積極的に、例えば移住・定住のドラフト会議なんかもありますよね。人口が減っているところは、もう必死になってそういうところに申し込んでいるわけですよ、出かけていって。そういう、もう少し積極的な活動をしてほしいと思うんですが。 たまたま、先日、山田校区コミュニティの関係者の方と協議する機会があったんですけど、その中で言われたのが、もっと姶良市も、この移住・定住に力を入れてもらいたいと、私たちも地域としては一生懸命やっているんだと、だからそういうのをもうちょっとアピールしていただいて取り組んでいただきたいと、鹿児島みたいにできないかというようなお話をいただきました。それについてはいかがでしょうか。 ◎企画部長(松林洋一君) 企画部のほうで移住・定住の関係につきましては取組もさせていただいているところでございますが、例えば、鹿児島市、日置市あたりと一緒になって、4市で広域の協議会を持っているんですが、そちらのほうで一緒に東京圏内に行って移住・定住のフェアをやったりといったようなことをやっているところでございます。今後とも、そのような事業を継続していけたらというふうに思っているところでございます。 以上です。 ◆16番(和田里志君) パネルをお願いします。これは、帖佐駅の裏、住宅地図ですが、それと下のほうが帖佐第一地区土地区画整理事業が済んだところですね。この道路を青い線で描いていますが、これをちょっと拡大したのがこちらになります。これを見ていただいて、何か感じないでしょうか。これですね、数えただけで四十数か所の行き止まり道路があるんですよ。直進できないんですよ。市長も選挙のときに非常に苦労されると思うんですが、本当、どの道を通ったらいいか。青い線の縦軸を見てもらうと、2本しか通り抜ける道路がないんですよ。ただ、これは法にのっとって開発されたミニ開発ですから、全然違反しているとかそういうんじゃないんです。 これの原因として、ここに書いていますが、ほとんどのこういった開発地が、一番奥の土地を宅地として個人にもう分譲してしまっているんですね。このように、今いろんな割り方がありますけど。これを、今回特に提案したいのは、行き止まりでもいいから道路を延長して、さらに次のことを考えて延ばせるようにできませんかということなんです。これは条例を変えないといけないかと思うんですが。 これは栗東市だったですか、滋賀県の。栗東市がつくっている条例から引っ張ってきたんですけれども、70mを超える場合は転回場所を、広場をつくってくださいと。道路は突き当たりまで、当面は突き当たりかもしれませんけれども、将来この道路が延長されるかもしれないというのを見込んでこういう開発にするわけですけど、これについて考え方はいかがでしょうか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 今、出していただきました地図なんですけれども、道路につきましては、帖佐駅の裏ですね、色がついていないところの市道あるいは農道はつながっているところは当然ございます。 あの行き止まり道路というのは、今、議員おっしゃったとおり、開発業者さんのほうで、こういった街区の中でどういった道路を配置しますというものなんです。で、その配置を計画するときに、市道が両方あったときに、その市道につけたほうが利便性がいいからつけましょうというところもございます。あるいは住まわれる方が、あまり交通量が多くなってはあんまり私は好きじゃないので、そこの中については街区の道路として行き止まりで、ロータリーで入ってくるところがいいというところもあります。それは開発業者さん、あるいはそこの開発業者さんが、その街区をどうやった形で住民の方、あるいは求められる方に売っていくかという形で出られるわけなんですけれども、そういったところで、開発許可が我々に出てきたときには、一応ここにつけませんかというお話はしますけれども、それでも、いいえ、ここはしませんということであれば、その意向に沿った形で許可を、承認をしているということでございます。 当然、その承認を出すときには、その場その場で必要な事項については、指摘事項としてご指摘した上で承認を出しております。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 許可が事前に出てきたときには相談はするというようなお話かと思うんですが、ぜひ、ただ相談だけじゃなくて、やはり条例で縛りをつくっておかないと、なかなか業者もあの手この手でやってきますんで難しいと思うんですが。 もう一回、パネルをお願いします。これ、姶良小学校の横の土地、姶良小学校のために必要ないということで、市で買ってくれと前申し上げたんですが、教育委員会が姶良小学校のためだけには必要ないというような判断されたわけですけど、これは問題があるんです。私が指摘したとおりの開発になってしまったんです、残念ながら。 都市計画法の29条に関わる開発行為、これ県許可ですが、面積からいえば3,000m2超えているんですよ、全体で見ると。それをわざわざ下のハッチングかけている部分だけ、斜線かけている部分だけで一旦分譲して、そして2年後に、この上の頭の部分、三角の部分、ここをまた分割して売っているんです。そして、ここはもともと宅地ですから、一連の開発団地とか、みなされないと思うんです。だから、このようなことができたかと思うんですけども。こういうのを、だから指導してほしいと思うんですよね。これが通り抜けができたら小学校の正門まで行って、また右に、西宮島町のほうに抜ける道路とつながったんですよ。 それともう一つは、教育委員会はそういう判断を当時されましたけれども、地区の校区コミュニティ協議会の事務所とかそういうのに、立派な建物が建っていましたんで使えたんですよ。そういうお願いをしたんですけど、かなわなかったわけです。 次、これ見てください。これは、今回も同僚議員が一般質問で出されていますが、岩剣神社の入り口です。右下の丸がついているところ、ここが鋭角になっていますんで、軽自動車がやっと曲がれるだけなんですよね。 で、真ん中を見てください、青い線を入れて。これ、現在開発が行われている新規開発地です。ここに6mの立派な道路が真ん中まで入っているんです。これは上の蓮池団地と──私が上から赤く線を持ってきていますけど──とつながっているんですよ。ほんの少し、ほかの人の所有地がありますけれども。こういう開発計画が出たときに、私は、これは業者には言いました、ここはつなげられないかということで。 ただ、そのときに残念ながら、もう一番奥が購入者がつきつつあったんです。それで結果的に一番奥が決まってしまって、そういう場所を好まれる方もいらっしゃいますんで、残念ながら希望どおりにはいかなかったんですが、こういう計画が出たときに、やはり、これは上に通してくださいと。これを都市計画課だけで考えておると、結局、普通の出された法律に従ってしか、できないと思うんですが。 岩剣神社、これ今、トイレを整備していますよね。そうしたら、そういうのと関連して車も自由に出入りできるようになるんですよ。わざわざ鋭角のあそこを橋を架け替えて工事をしなくても。いかがですか。 ◎建設部長(松里智一朗君) ただいまのパネルがあった、岩剣神社の部分についてお話しいたします。 議員ご指摘のとおり、確かにあそこの道路を造ればつながるというのはあるのですが、あの道路、奥の宅地に向かう、いわゆる街区道路ですので、鋭角にクランクができている形になっております。ですので、岩剣神社に向かう、いわゆる通行する道路としては、もし、あれができたとしても、我々はそこを市道にすることはないと思います。鋭角になっているところにつきましては、今、県のほうと協議をして、整備を進める方向で進めておりますので、そういった方向でやっていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(東馬場弘君) 和田議員、許可をもらってから発言してください。 ◆16番(和田里志君) 申し訳ございません。 パネルを見てもらうと分かるかと思うんですが、災害復旧箇所ということで、昨年、一昨年の大雨で、この緑の部分ですね、崩れて、復旧はしていただきました。 ただ、それも、その横が、その隣接が分譲地約60戸となっているんですが、ここを造成するときにも、都市計画のほうにはご相談申し上げているんです。川の河川改修の一緒に工事するから、間知ブロックの半分だけ見てくれないかと。そのとき、その条件でやっとけば災害も起きなかったと思うんです。これ、結果論ですけどね。そういう、総合的に判断していただいて、こういう許可というのを与えていただくような、結局そういうのが堂々とできるように条例をつくっていただきたいと思うんです。 次、行きますけど。西餅田、グリーンタウンと通称で呼ばれていますが、ここもスマートヴィレッジ公園というのが、ここは開発が進んで、小さな公園ができました。386m2、百十何坪ですね。そして右側には西餅田公園、これ1,125m2、これは大きな公園ですが、市の既存の公園があるわけです。そこから僅か直線で200mしか離れていないんです。こういうところに、いわゆる提供公園になるわけですけども、こういう小さな公園を造るなということを私は前から申し上げているんです。造ったはなは、いいかもしれませんよ、子どもたちが遊んで。ところが、もう幼稚園、小学校を卒業したら、子どもたちはいなくなるわけですよ。そうしますと、結局草も生えて、管理が大変になってくる。そういう形で管理が放置されているような公園も何か所もあります。市の負担を軽減させるためにも、条例で造らなくてもいいというようなのを定めて、その公園に相当する部分を基金としてお金でもらうとか、いろんなやり方があると思うんですが、それについてはいかがでしょうか。 ◎建設部長(松里智一朗君) ただいまの西餅田サンヴィレッジ、あそこにつきましては、1つの街区の中で公園は必要なのかなと、開発者のほうもそのイメージとして、やはり子どもさんが遊ぶ、子育てしやすい、子育て世代の方々が入ってくる団地として必要だと思います。 一方で、議員おっしゃったとおり、もう長らく使われていない公園というのも、確かにございます。そこについては有効活用というか、どういった形で進めていくのかというところは、今後検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 先ほどの道路のことも言いましたけど、ああいう突き当たり道路等が増えてくると、やはり災害時の避難であったりとか、あるいは緊急車両の通行等が非常に制限されると思うんです。結局、その辺も考えた上で、全体的に考えた上で、開発許可のときに、申請が出たときに協議をしていただくようにお願いしたいと思います。 もう一回パネルをお願いします。これが、先ほど言った狭い提供公園です。これはスマートヴィレッジ公園ですけども、これは業者と話し合って、こうして造ったということですから、それはそれでいいんですが。これです、同じグリーンタウンの中の大きな看板が立っています。これ、市有地じゃないですか、多分。これ、調べていただきましたでしょうか。これ、何でこのようになったんでしょうか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えいたします。 今おっしゃられた看板につきましては、宅地開発の管理用の看板でございまして、当時は一部だけ開発しておって、まだ奥のほうが開発されないときに、この先は通り抜けできませんよという看板が最初立てられたみたいでございます。今、それで敷地のガードレールの外側に立てておりまして、確かに市道の敷地内でございます。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 姶良市の道路ですね、そういう市道であったり、姶良市の土地に何かする場合は非常に制限かかっていますよね。そういうところも注意して、何年間もこうして放置するんじゃなくて、これは旧姶良町時代から、このままになっていますんで、どっかでか区切りをつけないといけないんだと思うんです。だから、その辺もしっかり、今後やっていただきたい。 もう一回、パネルをお願いします。これも、あんまり言いたくないんですが、狭隘道路の整備事業で整備していただいたんです、二、三年前に。ところが、肝心の一番入り口だけが、未整備のまま残っていますよね。前の部長は、地権者が、今現在、入院中で云々とか、いろいろ言われました。これ、その後どうなっていますか。 ◎建設部長(松里智一朗君) すみません、この写真では場所がちょっと、私、認識できないんですけれども、何らかの理由で拡幅できていないんだと思います。そこについては継続的に、通すべき道路であれば、地権者さんと相談しながら整備を進めるということになると思います。すみません。ここを、また確認しておきます。 ◆16番(和田里志君) 写真は、わからないように、わざとああいう形でしか撮っていないんですけれども。 いずれにしても、工事にかかるときには、大まかな承諾が取れていることを前提にかかっていらっしゃると思うんです、スタートの時点では。それがもしできなくても──、それはいろんな事情はありますよ──。引き続き、交渉してやらないといけないと思うんです。そこは引き続き注意してください。 パネルをお願いします。これは、重富の大きなスーパーのところです。この赤い斜線で出している部分は、これは姶良市道だと思うんです。そして、その左側、バイパスから右に入るようになっている、斜線をかけていない部分、ここは私道だと思うんです。ここ辺り、よく接触事故があると聞いています。今のこの部分です。これ、何も表示がないんです、停止線であったりとか、この交差点です。駐車場か、どこが道路か、これも区別も分からない。 それともう一つ、これ誰もが普通に通っている、ある大手の病院の道路です。写真はこれ、この間、雪の降った日に撮りましたから、こうなっていますが。ここは、このバスは関係ありませんが、公共交通機関のバスが乗り入れしています。ここでUターンして鹿児島のほうに帰っていきます。これについては、さっきは姶良市道と私道が交わっていましたけど、これは道路じゃないと思うんですが、いかがですか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) おっしゃるとおりでございます。店舗の駐車場用の道路として認識しております。 以上です。 ◆16番(和田里志君) さっき、ちょっと言いましたように、こういう道路で事件、事故が発生した場合の対応。これは私道であれば、そこの管理者責任というのが当然発生すると思うんですが、先ほどのスーパーの道路みたいに姶良市道とその駐車場が関わっている場合、交差している場合、どっちの責任なのか、非常に難しい面も出てくると思いますので、もし対策が取れるんだったら道路と駐車場の区別とか、あるいはどっちが止まれなのか停止線を設けるとか、そういうのを協議してやっていただきたいと思うんです。後々、市の責任が問われることのないようにやっていただきたいんです、要は。そういうことで、最後にもう一回、お答えをお願いいたします。 ◎建設部次長兼都市計画課長(田代信彦君) お答えいたします。 今おっしゃられましたことについては、要望関係、その道路の持ち主さんに、また協議をさせていただきたいと思います。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 先ほどの利用道のところなんですけれども、どちらとも駐車場内の場内通路だと思います。ただ、それが市道に接続しているので、道路の形をしていますからなんですけれども、その場内通路というのは、その駐車場を管理されている方が、例えば病院であれば病院の利用者の、商業施設であれば商業施設の利用者が利用しやすいように、車からその施設に行けるように通路を設置されているということだと思います。 ですので、この駐車場内の通路について我々がどうこういうことはあまりないと思いますが、おっしゃられるとおり、市道との関連で、そこが危険であれば、市道管理者として適切な処理はしてまいりたいと思います。 以上です。 ◆16番(和田里志君) いろいろあるでしょうけども、だったらあそこは、もうあのお店しか使わないと思うんですけど、払い下げとか、そういうのも、また考えられたらいいと思います。 以上。 ◎企画部長(松林洋一君) すみません。先ほどの答弁の中で、学校給食施設整備事業の関係について、第4次実施計画以降に計画、検討を行う事業として掲載しているといった回答をいたしましたが、正しくは教育部長のほうから説明がありましたように、第3次実施計画に掲載して、令和4年度、5年度に事業費をつけている事業でございました。答弁の修正をいたします。 ○議長(東馬場弘君) これで和田里志議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前9時58分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時07分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、15番、吉村賢一議員の発言を許します。 ◆15番(吉村賢一君)     登      壇  こんにちは。議席番号15番、吉村賢一、市民くらぶの一員でございます。今日は、島津義弘公大河ドラマ化推進についてと地球温暖化対策について質問いたしたいと思います。 その前に、傍聴の方、インターネット中継をご覧の方、最後まで傍聴よろしくお願いいたします。 質問事項1、島津義弘公大河ドラマ化推進について。 島津義弘公は、年末のテレビ番組、これは12月27日か28日だったかと思います。「国民・専門家・AIがガチで選ぶ戦国大名総選挙」の中で30傑の第11位に選ばれています。 そこで、以下について問います。 (1)市は行政レベルでも4地区連合、すなわち三州同盟での会議、講演での後方支援を継続する考えはないかどうか問います。 (2)2018年、「西郷どん」が行われることになりまして、大河ドラマ化誘致委員会は活動を一旦休止しておりました。 しかし、この都度、アフターコロナを目指して、2024年以降の大河ドラマ化実現に向け、パンフレット作成などPR活動に取り組む考えはないか伺います。 また、総合学習の一環として、島津義弘公を含む偉人や身近な名所、遺跡巡りを小学校高学年から授業に取り入れられないか伺います。 質問事項2、地球温暖化対策について。 (1)地球温暖化の傾向を市長はどのように捉えているか。また、それによる弊害として考えられることは何なのか伺います。 (2)地球温暖化対策として、ごみ減量化、資源化もあるが、次の項目に対し、市としてはどの程度取り組んでいるか問います。 ①産業業務部門として、太陽光発電システムや緑のエコカーテン、省エコ推進等の取組を行っているかどうか。 ②家庭部門として、市民に対して協力や家庭で実行可能な施策を紹介、啓発しているか。 ③運輸部門として、電気自動車、電動自転車の購入助成を検討しているか。 ④廃棄物部門として、使い捨て容器の削減など、資源のごみ化を減らす工夫の指針を示しているか。 ⑤その他で取り組んでいることがあれば紹介してください。 (3)市役所で試みてほしいこととして、省エネの事例公表・チェック表の提示、新庁舎を含む公共建築物及び職員で省エネの計画や結果を発表するといったようなことをやっているか。市全体として取り組む指針策定や市民立太陽光発電所、森林学習、森林整備が良好な環境を守る、あるいは小中学校学習の中に取り入れるといったことが考えられるが、現在の取組状況を示せ。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  吉村議員のご質問にお答えします。 1問目の島津義弘公大河ドラマ化推進についての1点目のご質問にお答えします。 島津義弘公を主人公とした大河ドラマが実現しますと、義弘公ゆかりの地である本市にとりましても多くのメリットがあり、歓迎すべきものと考えております。 市としましては、えびの市、日置市、湧水町との4市町で構成しています三州同盟会議での活動や、島津義弘公ゆかりの地あいらPRプロジェクト実行委員会の活動支援を継続していくこととしております。 令和3年度は、昨年、新型コロナウイルス感染症の影響により実施できなかった講演会を開催することとしており、その際には、各市町の大河ドラマ誘致委員会とも連携を図ることとしております。 2点目のご質問にお答えします。 昨年11月に、島津義弘公ゆかりの地あいらPRプロジェクト実行委員会において、市の補助事業を活用し「マンガでたどる戦国武将島津義弘」を作成し、市内の主要施設に配付しております。 教育委員会におきましても、義弘公の生涯を紹介する絵本「島津義弘公物語」を作成し、市内の小学校3年生から6年生までの各クラスに配付しております。 また、本市の小中学校では、総合的な学習の時間の中で、義弘公を含む偉人や身近な名所、遺跡巡りを取り入れた学習を設定している学校もあり、実際に、地域に城跡等がある学校は、身近な名所や遺跡を直接訪問したり、関連する歴史上の人物を調べたりする学習が行われているところであります。 今後とも底辺を広げるため、このような絵本等の活用や、ゆかりの地を巡るイベントの開催など、小中学生の歴史好きの掘り起こしに努めてまいります。 また、マスメディアへの働きかけや、各市町の大河ドラマ誘致委員会との連携を図りながら、活動を継続してまいります。 次に、2問目の地球温暖化対策についての1点目のご質問にお答えします。 地球温暖化は、地球規模で直面している喫緊の課題であり、国や県は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体として実質ゼロにすることを目指すと表明しております。 本市におきましても、市民、事業者、行政等が一体となって地球温暖化対策に取り組む必要があります。 地球温暖化による気温の上昇に伴い、海面水位の上昇による陸域の減少、また、豪雨や干ばつなどの異常気象の増加、生態系への影響や砂漠化への進行、感染症の発生などが挙げられております。 本市におきましても、農作物の生育不良、集中豪雨や台風による被害、熱中症といった健康被害等、市民生活への影響を危惧しているところであります。 2点目の1番目から5番目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 地球温暖化対策への取組について、国は、地方公共団体における2050年二酸化炭素排出実質ゼロを目標に掲げ、各種施策を実施しております。 本市におきましては、姶良市環境基本計画の見直しや第2次姶良市地球温暖化対策実行計画等を策定し、事業の推進に取り組んでいるところであります。 住宅用太陽光発電システムについては、平成25年度から3年間、補助金を交付し、普及推進に努め、一定の成果を収めたものと認識しております。 電気自動車については、蒲生物産館くすくす館に電気自動車充電機器を平成27年度から稼働させ、普及推進に努めております。 車両への助成に対しましては、国における補助制度等や先行自治体の事例等を踏まえ、調査研究してまいります。 ごみの減量化、資源化につきましては、資源物の回収時間の延長や、市衛生協会や自治会の協力を得ながら地域と一体となって、ごみ分別の徹底に伴う焼却量の削減に取り組んでいるところであります。 3点目のご質問にお答えします。 市役所という事業所としての取組として、市地球温暖化対策実行計画の事務事業編に基づき、昼休みの照明の消灯による節電や冷暖房機器の温度管理、クールビズ、ウォームビズなどに取り組むとともに、温室効果ガス排出量実績をまとめ、ホームページで公表しております。 市全体として取り組む指針策定の状況としましては、現在、再生可能エネルギー全般の利活用の拡大を図るため、姶良市地域エネルギービジョンの策定を行っており、近日中に完了することとなっております。 森林学習としましては、姶良市みどり推進協議会による、あいら森のまつりにおいて、児童で構成される緑の少年団に対し、木工教室などを行っています。 また、令和元年11月には、本市と地域課題解決に関する包括連携協定を締結しました九州電力株式会社とともに、住吉池公園におきまして、森の大切さを学ぶイベントを行っております。 学校教育においては、小学校では、5年生の社会科で、森林の有限性や保全について学習しております。 また、理科や家庭科でも環境資源の有限性や保全について学習しているところであります。 中学校では、社会科において、自然環境の保護について学習しており、理科や技術・家庭科でも自然環境の保全や環境に配慮した消費生活についても学習しております。 今後も様々な施策の検討を重ね、市民に対し情報提供や啓発に努めてまいります。 以上、お答えといたします。 ◆15番(吉村賢一君) 今、紹介させていただきました大河ドラマ誘致委員会は、2013年、平成25年の2月22日に発足しております。没後400年の平成31年、すなわち2019年までに映画化を目指すということで頑張っていたわけですが、その中で、結局、何が行われたかというと「西郷どん」になってしまったわけです。そういったことで、しばし中止状態にありました。 ところが、令和2年の5月13日、井川香四郎著の「島津三国志」発刊記念講演を企画したわけですが、コロナが蔓延したため、残念ながら中止でございました。 明けて3年、今年2月4日、第2回の誘致委員会が開かれました。その中で、島津義弘公生誕500年に、その大河ドラマを考えたらどうかという話も出てきましたけど、何せ島津義弘公、1535年8月20日、誕生日です。ということは、もうちょっと先、14年先ということになります、500年というのは。そうすると、平均年齢、今70歳以上の誘致委員会の健在なうちにはできないんじゃないかという話になりまして、結局、やはり数年のうちに誘致が実るように頑張ろうというのが結論でございました。 NHKでは、既に2023年までの上映作品は決まっております。ですから、2024年以降を期待するよりないということであります。ですけど、やはりいろんな意味で、行政も含め力添えがないと、なかなか実現は難しいのかなと思います。 それで、お伺いします。 今言いました島津義弘公の発刊、いわゆる「島津三国志」、これは誘致委員会のほうから市長のほうにも1冊プレゼントがあったかと思いますが、市長のほうではこれを読まれていますでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 残念ながら、プレゼントはもらっておりません。ですので、読んでおりません。 ◆15番(吉村賢一君) 私が直接ということじゃなかったもんですから、伝え聞いた話でそういうことでしたんで、こちらに持ち合わせておりますんで、後で読んでいただきたいと思います。 いずれにしましても、次の質問に行きたいと思います。 市として、三州同盟の負担金9.1万円、それから義弘公記念事業補助金25万円というのは計上してあります。この具体的な中身について詳細説明をお願いします。 ◎企画部長(松林洋一君) まず、三州同盟について申し上げたいと思います。 三州同盟につきましては、島津義弘公ゆかりの地でございます自治体、姶良市、日置市、えびの市、湧水町の4市町で構成をしております。 その負担金につきましては人口割と均等割で負担をいたしているところでございまして、本市は9万円ほどの負担金になっているかと思います。この負担金総額で、令和3年度の予算額は40万円ほどとなっておりまして、令和3年度は講演会、それからポスター、チラシ等々を計画いたしているところでございます。 それから、島津義弘公ゆかりの地あいらPRプロジェクト実行委員会につきましては、市より25万円の補助金という形で流しているところでございます。この実行委員会は、島津義弘公ゆかりの地あいらPRプロジェクトに関し、必要な準備を行うとともに、その円滑な運営にすることにより、島津義弘公の功績を改めて検証し、姶良市の魅力向上、さらに地域の活性化を図るということを目的としております。 事業費につきましては、予算額でおよそ28万円ほどになりますが、パンフレットの作成であったり、それから同じようにポスター、チラシの作成であったりといったようなことを計画いたしているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) この三州同盟の話と、それから島津義弘公ゆかりの地あいらPRプロジェクト実行委員会、この件に関してなんですが、このPRプロジェクト実行委員会は姶良市内の団体が主でやっておられると思うんです。三州同盟については、4地区、関連のある市町村合同でやっているわけです。 そうした場合、このゆかりの地あいらPRプロジェクト実行委員会と三州同盟をもう少し有機的に結びつけて、いろいろ活動しやすくするというか、いわゆる連携を取っていく。それから、それぞれの観光地を訪ねて回れるようにする。それと、結果的に大河ドラマ化に向かうための大きなエネルギー源になっていくというふうな動きで、この三州同盟とこれを有機的に結びつけて、もう少し三州同盟の動きを活発化していくというふうな考え方はないものかどうかをお伺いします。 ◎企画部長(松林洋一君) 三州同盟につきましては、行政だけで、その組織を成り立てているものでございます。そして、島津義弘公ゆかりの地あいらPRプロジェクトにつきましては、姶良市、それから市議会、市教育委員会、市商工会、それから観光協会、特産品協会、あいらびゅーFM、これを構成団体としているものでございまして、事務局につきましては商工観光課のほうで行っておりまして、三州同盟も実は本市が事務局をしているということになっておりますので、連携した取組というのは可能でありますし、今でもそのようなことをやっているところでございます。 そして、三州同盟につきましては、通常ですと毎年2回開催しているんですが、持ち回りで開催をしておりまして、そのゆかりの地を会議の前に巡ったりということをやっているところでございます。今後も、そのような取組を続けていけたらというふうに思っているところでございます。 ◆15番(吉村賢一君) 今、回答いただきましたけど、もう一つ、この大河ドラマ化誘致委員会、こちらのほうへも、もう今現在、大分資金が枯渇してきまして苦しい状況もあります。もう一回体制を立て直す、あるいは少なからず、例えばPRへのパンフとか、そういったものに対して市からの支援とか、そういったものが必要かと思うんですね。ですから、それは三州同盟の中からか、あるいは、このPRプロジェクト実行委員会の中からとか、そういったことから融通を考える、あるいは新たに補正を考えるというふうなことはできないでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 三州同盟も、あいらPRプロジェクトも、島津義弘公没後400年という大きな目標の下に走っておりました。そして、それがおととし2019年に終わりまして、そして、それから次の大河ドラマへという形で、その間にコロナが今発生して、なかなかその機運の醸成に至っていないところもあります。 その中で、まだまだ三州同盟も、そしてPRプロジェクトも、次の目標というものをしっかりと機運を醸成しながら、義弘公の大河ドラマ誘致の委員会の方々とも連携を、これからしなきゃいけないと思っておりますんで、お金の問題というよりは、気持ちを一緒にさせるということが、まず、第一段階だと思っております。 ◆15番(吉村賢一君) パネルをお願いします。 これは、島津義弘について、このようなものを公共といいますか、商工観光課でこれは発行した「あい駆けよ」三州同盟会議用として27年の10月に作っております。 これが、「義弘と姶良」ということで、2019年、没後400年を記念して、商工観光課で作っていただいた本です。中身を見せるわけにいかないもんですから、表だけですが。 次に、「マンガでたどる島津義弘」、これも同じく市の商工観光課で作ってあります。平成元年7月21日です。 それから、これは、島津義弘公没後400年記念特別展があったんですが、歴民館でやっています。 これは、「島津義弘公の足跡をたどる」ということで、あいらびゅー号の取りまとめですね。これも、歴民館なり文化財室でまとめられたものです。 それから、「記念事業の記録」、これは精矛神社がまとめたものでございます。元年の11月24日、物すごい豪雨の中で記念式典が行われたわけですが、その際の行事をまとめたものです。 画像、結構です。 こういった形で、市のほうでもいろんな形で取り組んでいただいていると。ですから、今後、また、さらに角度を変えて研究資料を公に出すということは考えていないかどうかお伺いします。 ◎企画部長(松林洋一君) 今、ご紹介いただきましたように、近々ですと「マンガでたどる戦国武将島津義弘」、それから教育委員会のほうでは「島津義弘公物語」といったようなものを作成をいたしているところでございます。 先ほど、市長のほうからも答弁ありましたように、没後400年という一つの節目を目指して、いろんなものをさせていただいているところでございます。 今後について、新たに何かをというようなことは、今のところ、計画していないところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 過去、参考までにお伺いしたいんですが、「西郷どん」のときも、NHKからロケ等につきまして市当局に問合せ、あるいは打合せ協議とかあったんではないかと思うんですが、分かる範囲でお答えください。そういったことがあったのかどうか。 ◎企画部長(松林洋一君) 「西郷どん」のときに、県の観光課を通じて、ロケ地の候補に上がっているということでお話いただいて、こちらのほうで、こういう場所ですよといったようなことを紹介して、実際、そこでロケが行われたというようなことでございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 次に行きたいと思います。 総合学習の一環として郷土学習、いろいろ取り組んでいただきたいと思うんですが、いわゆる小学生が回れる小学校区の中でのいろんな郷土学習、あるいは義弘公にまつわるものもあるだろうし、ほかにも、例えば水口ユキエとか、あるいは池田助右衛門とか前田精、そういった有名人がいらっしゃると思うんです。 そういったものに対して、そういった学習をしないかということで小学校を訪問したところ、ある学校の校長は、教育委員会からの何らかの示唆なり指示があったほうが、そういったことに関して取り組みやすいというふうな話もございました。もちろん、当初の話は、教育委員会は各学校の自主性に任しているよということもありましたけど、その辺のところで教育委員会から何らかの、指示じゃなくても、示唆を与えるというふうな検討はできないものかどうかお伺いします。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 総合的な学習の時間につきましては、各学校の実態に応じて、各学校が育てたいと願う児童の姿や育成を目指す資質・能力、それから学習活動の在り方などを明確にして行うことになっております。 学習内容につきましては、学習指導要領では地域の人々の暮らし、伝統と文化など、地域や学校の特色に応じた学習について、あるいは地域における自己の生き方との関わりで考え、よりよい解決に向けて、地域社会で行動していけるようになることを目指すことを求めております。 そこで、各学校では、可能な限り、児童生徒の身近にある事象に着目しまして、その地域ならではのよさや特色に直接触れ、体験できるような学習を行うようにしております。特に、姶良市は様々な特色を持つ地域が多いことから、その学習内容が多岐にわたっております。そのため、総合的な学習の時間につきましては、市内で統一した学習内容は設定していないところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 現在、非常に立派な色白のA4の雑誌、厚み1cmぐらいありそうな郷土史の資料も副読本として配付されているかと思うんです。でも、それはある意味、大きいなという感じがします。小学生にとっては、自分が歩ける範囲が自分の世界ですから、その中に、すばらしい昔の歴史がある、例えばそこに茶工場があったりとか、そういったのは、やはり学習として実感させる必要があるのかなと。そのことによって、この郷土に愛着を持つだろうし、それと先ほどありましたように、鹿児島県一住みやすい郷土づくりにもつながるのではないかと思います。 それについて、何かコメントございますか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 郷土に学ぶ、あるいは郷土を学ぶということは、大変大切なことだと考えております。郷土を理解しまして、そして郷土に誇りを持つということは、将来の姶良市を担う子どもたちを育成する上でも大変大切だと考えております。 各学校では、それぞれの郷土の特色を生かした学習活動を展開しております。例えば、ある学校では、ウォークラリーの訪問先として義弘公ゆかりの地を巡っていたり、あるいは独自のかるたを通じて名所・名跡を覚えさせたりしております。 また、くも合戦について学習して、関わりの深い義弘公について調べたりしている学校もございます。それから、龍門司焼の窯の見学をしたり、薩摩焼の歴史に触れる過程で、義弘公の功績に触れたりしております。 また、郷土のよいところをまとめて発信するために、郷土にまつわる偉人について調べたり、名所回りをしたりしております。それから、地域の方に講師として来ていただき、校区の遺跡や史跡を学んでいる学校もございます。 また、「島津義弘公物語」を社会科で活用したり、読み聞かせを行っている学校もございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) じゃあ次、続きまして地球温暖化についてお伺いしていきたいと思います。 地球温暖化については、ようやく日本もパリ協定に参加するということになりました。平成9年に京都議定書が結ばれて、20年以上たってようやく日本も動き始める、菅総理もそれを去年から、あるいは今年にかけても、この地球温暖化対策について取り組んでいくと言明されています。 パリ協定は、ご存じのように地球温暖化対策の国際的な取組ということなんですが、世界の平均気温上昇を産業革命以前と比較して、2℃より十分低く抑えて1.5℃までに抑えるという目標を持っています。しかし、なかなか、この目標の実現は難しい状況があるかとは思います。 ちょっと画像をお願いします。 これが世界の平均気温の偏差ということですが、1890年からずっと統計を取っている中で、2020年まで来ています。これ、出どころは、気象庁でございます。 トレンドということでございますが、いわゆる100年に換算した場合は0.75℃温度が上がっているということが分かるかと思います。大体1990年あたりを零℃基準で、この表ができています。 それから、これがグローバル・アベレージ・シー・レベル・チェンジということで、いわゆる海面の上昇の傾向を表わしています。1900年から2020年までの傾向なんですが、これは当初をゼロにしておりまして、150mm、120年の間に150mm、15cmほどのアベレージですから平均海面上昇が見られるということです。 パネル、結構です。 結局、この2つを合わせて、いわゆる海の温度も上がっています。そういった中で海中の生き物の生態、そういったものにも影響を与えていると思われるんですが、この海の変化について、その影響について、市のほうでも気づかれることはないでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 地球温暖化の影響ということで、水、豪雨、干ばつ、生態系への影響、農業問題、いろいろあろうかと思いますが、言われている中で、生態系への影響ということで、海洋の酸性化とかサンゴの白骨化、熱帯魚等の北上というのが一般的に言われている状況ではないかと思っているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 先ほどの話で、もう一つ、海面上昇、それから海水の温度が上がるといったことによる影響というのは、もう少し突っ込んでいきますと、海中生物、そういったものにも影響があると思うんですね。農林水産部門でいうところの海に対する、いわゆる水産物に対する影響というのはないものかどうか伺います。 ◎農林水産部長(吉田孝君) お答えいたします。 農林水産物の中で、海洋、海で取れる産物ということになりますと、今、テレビ等でもよく言われております。これは乱獲もあるかと思いますが、サンマが取れないとか、いろんな漁獲の形が変わってきているというのは、実際、現れているのではないかと思います。 農林水産事業のほうから、その海水温の関係につきましては、山の乱獲とかそういったもので、地下水の冷たい水が出るのではなくて、降った水が海に直接流れるとか、海水温の上昇に若干影響しているのではないかと考えております。 以上です。 担当課長がおりますので答弁させます。 ◎農林水産部林務水産課長(壱岐昌弘君) 林務水産課の壱岐です。吉村議員のご質問にお答えいたします。 鹿児島湾内の海水温につきましては、第十管区海上保安本部ですか、鹿児島市にありますが、365日、海水温を長年にわたって測定しておりまして、その中では、ここ10年ほどでは、年間の平均が、たしか21℃前後だったと思います。ただ、冬場の12月から2月頃にかけての海水温というのが、若干上がってきている傾向というのが見られているという話が出てきております。 漁協の方々や鹿大の水産学部の先生、また、県の水産専門の方々なんかともそういう話が出てくることがある中では、姶良でも沿岸でも養殖しているんですけど、ワカメの生育がちょっと遅れてきたり、あと、魚でいけば沖縄にグルクンという赤色のきれいな魚がいるんですけれども、沖縄県魚ですかね、今まで、笠沙辺りで見られたりしていたのが、湾内のほうでも、よく最近見られるようになったんじゃないかとか、あと、エイのほうが、今までアカエイというのが、もちろん湾内におったんですけれども、その中でもナルトビエイとかツバクロエイなどが増えてきたというような話は聞くところであります。 エイに関しては、増えることでアサリの食害などもあるもんですから、平成28年度頃から、漁協のほうでは本格的にエイの駆除を取り組んでいます。そして、年間100匹ぐらいは、補助事業を使ってですけれども、今、駆除しているところであります。また、食材としても活用しているところでもあります。 海水温を抑えるというのは、なかなか漁業者、水産業者だけでできるものではないものですから、漁業組合、内水面も含めて4漁協あるんですけれども、子どもたちとの放流事業、放流を行う中での環境の学びを教えたり、川で遊ばせたりした中で、子どもたちに環境学習の場を与えたりして、そして地球温暖化、海水温度上昇などの環境問題に取り組んでいるところであります。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) いろいろ、地球温暖化によって、例えば、50年に一度の大雨の発生確率、これが変化してきているわけですね。 過去の実験で、いろいろデータを検証していきますと、平成29年7月、九州北部豪雨及び平成30年7月の豪雨に相当する時間、時期、地域を対象として、過去の温暖化が含まれた気象条件、気候条件と、温暖化がなかったと仮定した場合の気象条件、気候条件を比較していくと、非常にそこで確率的におかしなというか、変わった現象が出てきていますよと。 温暖化がなかった気象条件、気候条件の場合、約54年に一度の頻度であった日降水量が、実際の気象条件、つまり29年、30年の気象条件では約36年に一度のレベルまで頻度が増加してきたという研究結果の発表があります。 30年7月豪雨に相当する時期で瀬戸内地域に着目した場合、温暖化がなかった気象条件では約68年に一度の頻度であった3日間降水量が、実際の気候条件では約21年に一度のレベルまで頻度が増加しました。 そういったことで、いろいろ異常気象が発生してきていると。低い数値でいっても1.4倍、多いと4倍ほどの異常気象が発生している状況があるということです。 パネルをお願いします。 非常に大ざっぱなんですが、地球環境規模でいく異常気象というのがあります。 これが、シベリアが永久凍土が解けているという状況があります。これ1月から11月、見えていますかね。左手の北側の大きい赤マークがシベリアということですね。 それから、日本も入っていますけど、高温の時期が、あるいは台風の周期がずれているという状況があるかなと思います。 それから、オーストラリアも、ご存じのように、場所、皆さん、お分かりだと思います。 すみません。今、言いましたような高温化というのが、こういう赤く塗ったところがもう出てきているという状況です。あるいは、緑のところは雨が多くなってきていますよというふうな状況があります。これほど、世界各地にこの温暖化というのは影響を与えています。 パネルはいいです。 こういったことで、じゃあ、市で何ができるかということですよ。市役所で何ができるのか、行政として何ができるか、あるいは市民に対してどういったことの啓発が必要であるかというふうな話になるかと思います。 先ほど、姶良市地域エネルギービジョンとか、いろんなことがありますけど、例えば行政が行っていることをしっかり市民に知らしめるとか、あるいは知らしめることで市民への啓発になりますし、あるいは市がこうやって、この5年間でこれだけの成果が出ましたよということを広報することが、もう一つの地球温暖化対策になるのではないかと思うんですが、そういった、市として市民に対する啓発は、どの程度行われているかどうか伺います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 市民に対しましては、ホームページとか広報誌等を活用しながら状況等を報告するとともに、事業所の方々を対象に、姶良市環境基本計画推進委員を現在27名の方に委嘱しておりますが、事業所に対しましては、そういう方々を通じて今の計画の推進状況とか、今後の推進内容とかをお伝えしながら、幅広く普及啓発に努めているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 例えば、ほかの市のケースでいきますと、東京都の文京区でございますと省エネのランキング発表とか、あるいは茅ヶ崎でいきますと、ちがさき自然エネルギーネットワークといったものをつくって、いろいろ市民に啓発を図っているわけです。ですから、具体的に姶良市もこういう啓発を図って、それで小さな地域であるかもしれないけど、そこで一つずつ、そういう温暖化発生の要因になるものを潰していくという考え方、それを先ほど部長から回答ありましたけど、本当に具体的に出していく、それが必要なんじゃないかなと思うんです。具体的にどの程度、ほんの一つの例でいいんですけど出しておられるケースがあるのか、もうちょっと突っ込んでお伺いしたいと思います。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 先ほど言いました企業等の方、市民の方にお願いしています環境基本計画推進委員の方々に対しましてとか、あと環境審議会がありますので、委員の方に対しましてもですが、今の環境基本計画の進捗状況等をお知らせするとともに、現在、市のほうが取り組んでおります状況等についても併せてお知らせしながら普及推進というか、そういう拡大につなげているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 具体的に伺います。運輸部門として電気自動車、電動自動車の購入助成を検討することはないでしょうか、これから。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 現在のところ、導入はしておりませんが、先進地事例等が県内でも数か所あるかと思いますので、そういうものを参考にしながら調査、研究はしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 廃棄物部門として、例えば会津若松なんかは耕作放棄地で菜の花プロジェクトというのをやっていまして、菜の花を植えていまして、それで菜の花から油を取るとか、あるいは併せて廃食用の油でBDF精製をやったりというのを具体的に取り組んでいるわけです。ですから、行政として全く何もできないわけではなくて、具体的に行政としても取り組める分野があるかと思います。 それから、ふじみ野市のほうでは食器のリユース、つまり使い捨て食器じゃなくて、それをまた使っていく、リユースのほうでの方向へ、かじを取っているケースもあります。 ですから、そういった意味での具体化というのは、いろいろ市としても考えられる余地があるかと思うんですが、いかがですか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 議員のほうから今ありましたいろいろな事例を参考に、先進地等もあろうかと思いますので、調査、研究してまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) ちょっと話が現実に戻りますけど、今朝ちょっと早めに出てきましたら、議会事務局、明かりがついていない。でも、皆さん、仕事をしている。いや、省エネなんですよということなんかもしれませんけど、結構地道に努力はされているんでしょうけど、あんまり無理されなくてもいいのかなという感じもします。ある程度の大枠で、こういう省エネというのができればいいのかなと思います。 それから、例えばこれは秩父市でやっているのが次世代型環境学習施設ということで、炭づくりとかバイオマス発電といったことに、やはり市が助成したりして取り組んでいるケースがあるわけです。 森林といった中山間地域含めて、山林というのが3分の2近く、姶良市の場合、占めていると思います。そういった山林が、やはり地球温暖化対策の有効な背景、バックグラウンドになっているかと思うんです。その辺のところで、何か市として取り組んでいるようなことはありますか。 ◎農林水産部長(吉田孝君) 今、農林水産部のほうでは、山の伐採等を行ったときに必ず植栽を、再造林に向けて指導しているところであります。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) それでは、あと市役所の内部で試みてほしいというかやれること、あるいはやってほしいこととしては、例えば省エネの事例公表、チェック表を市民にも渡せるようなもの、こういったふうにチェックしたら地球温暖化対策へ役に立ちますよ。 それから、新庁舎を含む公共建築物、今から新庁舎いろいろ検討されるわけですが、その中で例えば地中熱の利用とか、そういったことでいろんなことを考えておられると思うんですが、今から検討されるのか、あるいはもう一部やっているよとか、あるいは新庁舎の場合は、それを十分に配慮して考えていますよということになっているのか、その辺をお伺いします。 ◎総務部次長兼行政管理課長(今別府浩美君) 新庁舎の関係で、お答えをいたします。 新庁舎の基本的な考え方の一つといたしまして、環境に優しく、経済的な施設という考え方もございますので、そういった考え方に沿いまして、建築物を建てるときに環境に配慮した取組を行っております。例えば、自然の光・風・熱を利用するということで、自然採光であったり自然換気、あるいはバルコニーで直射日光を遮る取組、あるいは西側のほうの開口部を減らすことで、西日の影響を抑えるような取組をしております。 また、高効率な設備・システムの導入ということでペアガラスを採用したり、あるいは照明の消し忘れ防止のためのセンサーを配置したりとかいうようなことで、新庁舎のほうには取り組む計画でございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 今のところで新庁舎の件は分かりました。 それで、例えば省エネの事例発表とか公表とか、そういうことは考えていないのか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 現在、温暖化防止に向けた推進体制ということで、各課に温暖化対策推進員を置きまして、各課における計画の推進及び進捗状況等の点検を行っているところでございます。職員が57人お願いして、そういう各課への節電、エコの運転に向けた温暖化を率先して取り組むように依頼しているところでございます。そういうところを、今後も活用しながら進めていきたいと思います。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 姶良市地球温暖化対策実行計画の中では、いろんなことがうたわれています。その中で、例えば化石燃料に頼らない、あるいはちょっと飛びますが、ノー残業デーの実施とか、あるいはマイカー通勤の抑制、公共交通への転換を推進するというふうになっております。この後段のほうについては、どの程度実行されているのでしょうか。 ◎総務部長(宮園正浩君) お答えします。 申し訳ありません、どの程度というのは、ちょっとここに資料を持ち合わせておりませんのでお答えできません。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) このように計画がいろいろできているわけです。もちろん中間報告もあります。ですから、計画をつくっても、それ実行しなければ意味がないわけで、ただ絵に描いた餅っていうのは、このことになるのかなと思うんです。 そういった意味では、身近なところで、さっき言ったようにチェック表があるとか、そういうのがあれば、少しずつできているねというのが確認できるんじゃないかなと思います。 それから、市民立太陽光発電所というのがあります。こういう考え方なんですけど、市と民間が協力して、そういう太陽光発電所を造るといったような考え方を取り入れているケースもあるようなんですが、今度新しく新庁舎を造るとすれば、その中で、そういったこともできないのか。つまりPFIとかいろんな形も想定されると思うんですけど、そういう斬新な取組というのは、全く検討していなければそれは、それで回答として結構なんですが、いかがですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 今ご紹介の分につきましては、県内におきますと日置市でも少し取り組んでいらっしゃいますし、県外でも取り組んでいる事例というのは、茅ヶ崎ですか、そういった事例があるということは承知をいたしているところでございます。 市長答弁の中にもありました姶良市地域エネルギービジョン、今、策定途中ではございますが、この中にも、公共施設における自立・分散型エネルギーシステムの推進ということを掲げております。こういった中で公共施設への導入検討もいたしていきたいというふうに考えておりますので、先進事例等も参考にしながら、そういうことも進めていければというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 地球温暖化対策につきましても、いろいろ細かいことを言えば切りがないんですが、先ほど見ていただきましたように、非常に地球環境というのは劣悪な状況になってきているということで、我々ができることは何か、あるいは市役所ができることは何かということで、皆さん一丸となって、大事な地球、大事な郷土を守るために、この件については日々注意しておきたいと思いますので、皆さんも一緒に頑張っていってもらいたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(東馬場弘君) これで、吉村賢一議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前11時06分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時15分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、3番、国生卓議員の発言を許します。 ◆3番(国生卓君)     登      壇  本日3番目の、議席ナンバー3番、志成会の国生卓でございます。時間も押しておりますので、早速、通告に基づき一般質問を行います。 項目1、蒲生町下久徳早馬交差点の定周期信号機設置について。 蒲生町下久徳地区住民より、数年前から、現在の点滅式信号機を定周期信号機に設置要望書を、鹿児島県の警察本部長に提出しているとのことです。奥之宇都線及び宮島・下久徳線は市道であるため、これまで何回も道路管理者の姶良市、姶良警察署、地域住民と現地確認や説明会を行ってきたが、実現に至っていないとのことです。 そこで、以下についてお伺いたします。 要旨1、市民の要望に応えるべき道路管理者と警察署と情報共有、また、連携して調整されていると思うが、現在どのような合意形成に向けた取組がなされているのか、その取組内容及びその結果をお伺いいたします。 要旨2、宇都トンネルが開通すると大型車両等が増加すると想定されるが、奥之宇都線の道路交通環境整備についてお伺いいたします。 項目2、外国人労働者の受入れについて。 出入国管理法が改正され、平成31年4月1日から外国人労働者の受入れを拡大する新たな制度がスタートしました。 市内の中小企業が、経済のグローバル化による社会構造の変化、少子高齢化の進行や人口減少社会の到来により、外国人労働者の受入れを行っております。 そこで、以下についてお伺いいたします。 要旨1、外国人人材の受入れ拡大に伴い、外国人労働者の日常生活環境の整備を行うことが重要であると考えるが、本市はどのような支援策に取り組んでいるのか、お伺いいたします。 要旨2、外国人労働者を受け入れる企業として、住居と言語の問題が課題とのことですが、特に住居問題が一番の課題であるが支援策はあるのか、お伺いいたします。 あとは一般質問席より再質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  国生議員のご質問にお答えします。 1問目の、蒲生町下久徳早馬交差点の定周期信号機設置についての1点目のご質問にお答えします。 市道奥之宇都線と市道宮島・下久徳線が交差する早馬交差点の交差点改良につきましては、平成25年度に測量設計を行い、警察との交差点協議も完了しております。 しかしながら、地元の方々からの同意が得られていない部分があり、工事は完成しておりません。 これまでの合意形成に向けた取組としましては、令和元年10月に早馬自治会長から、改めて定周期信号の設置と交差点改良を求める要望がありましたことから、同年11月には、市議会議員、警察署職員及び地元の方々を交えて、現地立会いを行いました。 その結果、定周期信号を設置するには、先が狭い蒲生側の市道に大型車の通行規制を行う必要があることを改めて確認したところであります。 今後は、自治会から大型車通行規制の同意書が提出されたことを確認後、関係機関と協議しながら予算確保に努めることとしており、その旨について自治会長にも文書で連絡しております。 また、歩道等の形状についても地元から修正の要望があることから、交差点形状に影響のない範囲で安全性が向上できるよう、設計の見直しを行う方向で検討を進めております。 2点目のご質問にお答えします。 1点目の交差点改良とも関連いたしますが、宇都トンネルが開通しますと、奥之宇都線をはじめ周辺道路の利用形態は大きく変わることが予測されます。 今後は、トンネル開通後の交通量調査等を行った上で、必要な道路整備について検討を進めたいと考えております。 次に、2問目の外国人労働者受入れについての1点目のご質問にお答えします。 新型コロナウイルス感染症の拡大により、技能実習生の方々が帰国できない、また、日本に来ることができないなど、大変な苦労があるとお聞きしております。 このようなコロナ禍の中ではありましたが、技能実習生の方々が日本の文化に触れる機会として、昨年に引き続き成人式への案内を行い、8人の参加をいただいております。 また、令和元年度においては、公益財団法人鹿児島県国際交流協会との共催により、「日本語・日本理解講座」を開催し、3事業所から15人の参加をいただいております。 2点目のご質問にお答えします。 技能実習生の受入れは、受入れ企業の主導により行われていることもあり、市独自で住居等への支援は行っていないところであります。 また、受入れ企業の中には、技能実習生向けの宿舎を新築された例もあると聞いております。 なお、ほとんどの企業は、管理運営団体を通じて技能実習生を受け入れており、管理運営団体からは、日常生活に支障がないように、やさしい日本語や日本でのマナーについて学習してから各企業での実習に入ることになると聞いております。 技能実習生は、実習後には帰国し、新たな実習生が来る仕組みとなっております。日本に、また、姶良市に好印象を持っていただくことが次につながると考えておりますので、そのためにどのような支援が求められているのか、受入れ企業などとも連携を図りながら調査してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆3番(国生卓君) では、まずパネルを見て、どの辺なのかというのを確認していきたいと思っております。パネルをお願いします。 その前に、議長、民間の住宅地がちょっと出てきますけど、この住宅の方の同意はもらっておりますことを申し添えておきます。 ○議長(東馬場弘君) 了解しました。 ◆3番(国生卓君) では、ここは皆さん、ご存じだと思いますけど、ここが下久德の早馬交差点なんですが、一番奥のほうが宇都トンネル方面、これは蒲生高校方面、下が。それで船津方面が左、迫方面が右側ですね。それで、今、ネックになっているところが工事が進まないというのは、ここなんですね。ここの幅が広い田んぼですか、排水路と田んぼなんです。パネル、結構です。 それで、今の市長答弁の中にあるんですが、地元の方々からの同意を得られていない部分があり工事は完成しておりませんという答弁なんですが、これはどういう意味なんでしょうか、お答えください。 ◎建設部長(松里智一朗君) ただいまの質問につきましては、担当課長から答弁させます。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) 土木課の師玉です。お答えいたします。 設計が終わりましてから、協議を進めております。交差点協議等も済んで、その形で用地交渉のほうを進めているところでございます。 その中で、用地の関係であったりとか交差点の形、そういったものについて幾度となく説明を行っているんですけども、今のところ、その交差点の形をそこにつくっていいという同意がいただけていないことで、今工事がストップしている、交差点の改良がストップしているということでございます。 以上です。 ◆3番(国生卓君) ここの地区の方々から聞いた話なんですが、それと地区の地権者との合意なんですが、6年ほど前に姶良市独自の設計書をつくって、それで地権者のところへ持ってきたと。何で設計図をつくる前に地権者と十分に相談しなかったんですか。その辺のところお聞かせください。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 まず、設計をする段階で下久徳船津線、今、改良済みのところ、姶良から早馬交差点に向かってくる道路のほうの工事が先行しておりました。その間、そこで早馬交差点の交差点改良の要望があったことから、そこに適合する交差点、構造例を照らし合わせて、より安全な交差点をつくる計画をまずつくっております。その交差点をつくる中で警察とも協議を行い、基本的な考えとしては直角交差を交差点はつくるというのが、まず基本になっております。ある程度の幅はありますけども、まずは直角が一番安全であろうというところで、まずはその直角交差をつくる計画、直角に近い交差点をつくる計画を提示して、より安全な交差点をつくるための設計を提示して、そこで協議をさせていただいております。その設計書を持って、こういう交差点の計画になっていますけどもということでお話に行っているのが今の状況でございます。 以上です。 ◆3番(国生卓君) それは反対でしょう。地権者と同意の上に、それで設計図をつくるのが当たり前じゃないんですか。 それと、先ほど課長が直角とおっしゃいましたけど、警察庁の交通局長からの通達文書を見てみますと、こういうのが書いてありますね。信号機設置の指針、その中で信号機の設置の条件を見ますと、赤信号で停止している自動車の側方を自動車等が安全にすれ違うために必要な車道の幅員が確保できることということになっているんですよね。 ちょっとパネルをお願いします。ここで、今、点滅信号の設置してあるところは4m80cm、一番手前が4m40cmですね。それで、この右側に側溝があるんですね。それと、今、姶良市で折衝してある地権者の田んぼですよね、地権者の人は2mぐらいならいいですよと言っていらっしゃるんですよ。そうしますと8m80cmぐらいになるんですよね。(発言する者あり)6m、いや、地権者のが2mですよとおっしゃると8m80cmぐらいになるんですよね。今、側溝の部分が2mですから、道路の部分が4m80、それで側溝と、地権者が2mくらいなら譲っていいよということになると、8m80cmなんですよ。(発言する者あり)はい。2mと側溝部分が2mですので、田んぼを2mということです。(発言する者あり)それで、車の車幅と幅員というのは、大型乗用車で2m50cmぐらいです。それが2台通って約5mですよね、それで余裕をもって6mぐらいと。 それで、この奥之宇都線の宇都トンネルの開通の案内を見てみますと、宇都トンネルでも、幅員が8m50cmですよね、車道が6m、十分ここはできると思うんですよ。 また改めてですが、地権者と十分に事前に折衝して、それから速やかに設計図をつくって、早期の普通の信号機に設置してほしいと考えているんですが、早期の、もう一回、地権者と相談して、折衝して、新しい設計図をつくるお考えありますか、お伺いいたします。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 先ほども少し答弁では触れたかと思いますが、今現在の考えとしましては、歩道といいますか、歩行者だまり、もしくは見通しをよくするため、視距を確保するために、少し線形を見直すと交差点協議のやり直しに、もちろんつながっていきます。ですので、今のところでは、交差点の改良に支障がないところで何とか調整が図れないかというところで、今、図面の書き直しに着手する予定とはしております。 それでも、その絵が出来上がりましたら、もう一度お話をさせていただいて、そこの中で意向を聞き、なおかつどうしてもということであるならば設計のやり直しをするのか、そこはまた再度、検討しなければならないのかなというふうには思っております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) じゃあ、今の課長の答弁の中で、警察庁の通達を見ますと、歩行者が安全に横断待ちをするために必要な滞留場所を確保できること、ただし、歩行者の横断がない場所についてはこの限りではないという条文もあるんですよ。だから、この辺のところをもうちょっと精査して、それと地権者と十分に相談して、速やかにしてほしいというのが一番の要請することでございます。 それで、市長答弁にありましたけど、先が狭い蒲生側の市道に大型車通行規制を行う必要があることを改めて確認したというところなんですが、この大型車両の通行を地区の方は望んでおりません。なぜかといいますと、向こうの迫方面に走るところは隧道があるんです。この隧道があるというのを確認されておりますか、お伺いいたします。 ◎農林水産部長(吉田孝君) お答えいたします。 今、議員がおっしゃったとおり、この市道の下を2か所、江戸時代初期に掘られたと言われる用水路、隧道が通っている部分がございます。ただし、この件につきましては、地元三大字土地改良区の理事長等とも協議をしておりますが、実際、これによる交通規制を要望されたことは私どもは聞いておりませんが、ただし、交通規制されると、その市道の下を通っている隧道の保護にはなるので、そうしていただくとありがたいですというお言葉は聞いております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) 迫方面に、信号機から五、六百m行ったところに、土地改良区の理事の方からお聞きしましたら、江戸時代の末期に、地区の人たちがそこを掘って水路というんですか、用水路といいますか、造ったということで、あそこは地盤が弱いですから、大型トラックはやめてほしいというのが要望があります。 それで、もう何回も言うようですけど、ぜひとも建設部長、再度、地権者と相談して、設計図をつくり直して、早期の普通の定周期信号機の設置をお願いいたしたいと思います。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 今、担当課長のほうから説明があったとおりでございます。交差点につきましては、地権者の方から残地の形状についてご相談があったものですから、ただ、それでということで用地を買収することはできないもんですから、交差点につきましては、今からトンネルが通りますと交通量が増えてくるということは予想されます。となると、あそこの安全性というのを確保するのは一番大事なことでございまして、早期整備を図りたいと思っております。 ですので、あそこ、ちょうど家が、壁がぎりぎり立ちますと視距が悪い。見通しが悪いとなりますと、また交通にも支障を来しますので、そこら辺の見通しのよさ、あるいは高校も近いですので、そこの滞留の場所とか、そういったところをもう一度見直して、改めて地権者の方にはご相談に行く方向で準備を進めているところでございます。 以上です。 ◆3番(国生卓君) では、次の要旨2の道路交通環境整備についてお聞きします。 パネル、お願いします。 ここが宇都トンネル、今月の28日ですか、開通するんですよね。それで、実は、私が2年前に建設委員だったときに、建設委員会のときに奥之宇都トンネルの工事請負変更契約締結の審議の中で関連として、前建設部長にお話しいたしました。ここの宇都トンネルのところなんですが、非常に不法投棄が多いと。その一番奥、向こう側に池があるんですよね、嶽友池があるんです。ここの管理者から、以前からだいぶここに不法投棄があるということで、どうかしてくれんですかねという話がありまして、今回新しくなったから、やってくれると思いますよという話はしておいたんですが、現状はこんな感じですね。これも大体こんな感じですね。ちょっと見たところ、ここにペットボトルの包みですか、袋に入ったのがありました。パネル、ありがとうございます。 そこで、この令和元年の7月に工事請負変更の契約の締結の審査のところで、関連事項でお願いしていたんですが、この宇都トンネルは開通すると同時に、あるいは開通した後、何らかの対策は講じてもらえるんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) ごみの関係ですので、私のほうからお答えいたします。 奥之宇都トンネルに限らずですが、令和元年度で不法投棄とかごみの相談に、不法投棄の相談は80件程度あります。これは、廃棄物処理及び清掃に関する法律に基づけば、何人もみだりに廃棄物を捨ててはならないと定められておりまして、これに違反すれば不法投棄ということになります。 それで、相談を受ける生活環境課では所管する課、道路であれば道路管理者、施設であれば施設管理者、河川であれば河川管理者と連携を図りながら、不法投棄監視員の巡回の回数を増やしたりとか、あとは不法投棄の看板を設置したり、また、姶良警察署と連携を図りながら捜査協力という形を取ったりする例もございます。そういう形で不法投棄の抑制に努めている状況でございます。 今のこの取組はそこだけには限らず、市の全域として取り組んでいる状況です。こういうことによりまして警察署に捜査協力をした中では何件か検挙されたというような事例もあるようでございます。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) といいますのは、今、部長がおっしゃったように、ソフト面のほうはやりますと、ハード面のほうはやらないということですか。だから、ハード面ということは、その防御柵をつくったり、そういうことはやらないということですね。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 今ここにおいて、防御柵を設置する予定はございません。我々道路管理者として、ガードレール、その落ちないようにそういった安全柵は設置しておりましたけれども、そういったことはしておりますが、そこが不法投棄があるということで、そこに例えばネットをするとかいうところには、今のところ計画はございません。 以上です。 ◎農林水産部長(吉田孝君) 関連してお答えいたします。 議員からもありましたように、そこには農業用ため池、嶽友池がございます。管理者から不法投棄の件につきまして要望等もあったということですので、また耕地課と地元組合のほう等と協議をしながら、何か対策がないかは検討してまいりたいと思います。
    ◆3番(国生卓君) 一応わかりました。 では次に、パネルをお願いします。 今、奥之宇都線のことで、ここが早馬の交差点なんです、これは船津方面からの道路標示。これが先ほどの迫方面のところに行く道路標示ですね。この奥之宇都線、何にも道路標示がないんですが、これは道路標示、早急になさる予定でございますか、お聞きします。パネル、ありがとうございました。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 奥之宇都線につきましては、来年度の交通安全施設の業務委託の中でセンターラインを引く予定としております。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) じゃあ、3月28日に開通しましたら、4月になったら早急に行うという考えでよろしいでしょうか。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) 年度が明けまして、単価契約等の締結が行われましたら、その中で委託のほうの発注を行いたいというふうに考えております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) 分かりました。 じゃあ次に、項目2のほうへ移らしていただきます。外国人労働者の受入れについてですね。 実はこの件を取り上げたのは、私の家の近くに技能実習生4名ほど、近くの家に住んでいらっしゃって、日常生活のことで大分話題になりまして、いろいろと調べていくうちに、これをちょっと今回取り上げてみようかなと思いまして議題とさせていただきました。 姶良市では外国人労働者、技能実習生とか、あるいは通訳含めまして、昨年10月末で257人いらっしゃるということでございます。この外国人労働者に関する市の課題としては、やはり市内で居住している方との日常生活において、国籍や民族などの異なる人々が文化的な違いを認め合い、そして対等な関係を築こうとしながら共に生きていく、やはり多文化共生社会に関する取組が一番じゃないかなと私は思っておりますが、姶良市としては多文化共生社会の取組は、どのようなことで取り組んでいらっしゃるのかお聞かせください。 ◎企画部長(松林洋一君) 今、お話にございました多文化共生と、そのことに特化したような担当係というのは置いていないところでございますが、例えば国際交流の観点ということでございますれば、企画政策課のほうが窓口になりますし、技能実習生の受入れ関係でございましたら商工観光課のほうでの対応というふうにしているところでございます。 議員仰せの多文化共生の考え方はこの成熟度も外国人労働者を受け入れる上では課題の一つではないかというふうには、思っているところでございますが、その取組について、今これをしていますといったような状況にはないとこでございます。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) 私も県のほうともちょっと話ししたんですが、この多文化共生に関してはなかなか難しいんですよねという話は聞きました。正直なところ、大変難しい課題だなということは承知しております。 そこで、外国人向けに、先月の2月2日に、さつま町で実施されました、この記事が載っていたんですが。町内に在留外国人が増える中、適切な行政サービスの提供が狙いで、講師を呼んで、職員十何名の方がやさしい日本語を学ぶ講座を受けられたという記事が載っておりました。やはり多文化共生の推進に向けた情報発信を目指すということでした。 そこでお聞きしますが、姶良市も多文化共生の取組として、やはり相談窓口は、設置したほうがいいんじゃないかなと。大きなと言いますか、30名あるいは50名と抱えていらっしゃる企業があります。そこは通訳を雇用なさったりされているとお聞きしています。それで、ちっちゃなというのはおかしいんですが、建設業界のところは2人とか3人というようなところが見受けられます。 それで、ちょっと私も記事を読んだんですが、総務省で外国人相談窓口の整備を促進するため、外国人受入れ環境整備交付金交付要綱を定めていると。この交付金を活用して、市として将来的に相談する取組があるのか、お聞かせください。 ◎企画部長(松林洋一君) 今、お話いただいた分につきましては、外国人受入れ環境整備交付金、国の補助事業だと思いますが、これのことではないかなというふうに思っているところでございます。これは、在留外国人に対する一元的な窓口相談を設置することなどに要する経費の一部が交付されるというものでございまして、地域における外国人の受入れ環境整備を促進するとともに、多文化共生社会の実現に資するということを目的としたものであるというふうに認識いたしております。 本市におきましては、今現在、姶良、加治木、蒲生の3庁舎におきまして総合支所というような形態を取っております。現状としまして、相談窓口の一元化に対応というのはですね、難しい体制ということになっているところでございます。 今後、外国人に限らず窓口のワンストップ化を図り、一元化を進めるということは大変重要なことであろうというふうに考えますので、複合新庁舎、今、整備を進めるということになっておりますが、その中で、窓口のワンストップ化につきましても調査研究を進めてまいることといたしております。その段階で、国の交付金事業の活用につきましても検討していければというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) 分かりました。 次について、一番、地域の方たちが気にしていらっしゃることは、技能実習生の方々がお住まいのところの生活環境のことなんですね。ごみ出しなどの日常生活のルールや、あるいは災害時の避難場所を分かりやすく迅速に得られるリーフレットやパンフレットを企業に配布するとか、あるいは一番私が考えているのは、今は技能実習生も若い人が多いんですから、自分のスマホを見ながら、スマホで見られるようなことはできないのかなと考えているんですが、このような取組をなさる予定はございませんでしょうか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 外国人技能実習生に対するごみの搬出方法等の周知を図るパンフレットの作成の件ですが、一応、検討したんですが、ちょっと実現に至らなかった、翻訳等の費用等もあって、言語がたくさんあったりして、ちょっとパンフレットの実現には至らなかったところがあります。 しかし、技能実習生として市内に滞在する方については転入時に説明をするとともに、引率というか、管理団体の方と同席されますので、その方を通じてごみ出し等については説明したり、また、あとは事業所等に対しまして周知のお願いをしているところです。 また、事業所等と連携して、そういう技能実習生を対象とした分別講習会等の要請があれば、そういう場で、また説明をしていきたいとは思っております。このような事業所というか、連携を図った説明会等も1回行っておりますので、こちらからお願いするところもありますけど、日程等が合えば、こちらから出向いてということも考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 以上でございます。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 災害時における外国人の方への、今現在、姶良市としてやっている状況は、避難等あるいは災害等が発生した場合に防災行政無線あるいは防災のメール、それとFMへの割り込み等を市民の皆様に対して周知しているところなんですが、それと同時に姶良市のホームページの新着情報にも、その情報は載せております。姶良市のホームページというのが、3か国語対応、ボタンを押しますと、要はその言葉に切り替わるというような対応になっているところです。 それとあと、これは既にアプリとして一般的に広がっているものなんですが、多言語化対応の地図情報アプリというものがあります。その中には姶良市のハザードマップ、土砂災害であったりとか津波浸水、そういったものも載っているようであります。ですから、そのアプリを活用していただければ、災害時には自分はどこに避難をしないといけないとかいうことも、その国の言葉で表しておりますので、それらを活用していただきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆3番(国生卓君) 分かりました。その辺のところを企業に、なにかそういう企業と集まる機会、あるいは1月にやっている企業懇話会の中とか、その辺のところでもお話なさるといいんじゃないかなと思っているところでございます。 次に、要旨2のほうに移らせていただきますが、受入れ企業としましては、やはり言葉と住居の問題が一番なんですが、言葉は大きな企業、大きな企業というか、結構な人数を抱えていらっしゃるところは通訳の方がいらっしゃいまして、またあとは管理団体とも連携とって、月何回とか、日本語の勉強をしているみたいです。それで、日本語に対しては、さほど苦労していませんよというのが話でした。 それで、やはり一番困っているのは住居です。住居を確保するのに、民間のアパートなどに入るに対して、ちょっと渋る家主さんがいらっしゃるということをお聞きしているところでございます。 そこで、建設部長にお伺いしたいんですが、市営住宅、入れないかなということで、あるK産業の方が支所のほうへお伺いしたと、そうしましたら、国籍が違うから市営住宅には入れませんよというお話でした。それで、私はそのことを聞きまして、本庁のほうへ、入れないんですかと、いや、大丈夫ですよという話を聞きました。だから、本庁と支所との、何でこの答弁が違うのか、その辺が私は一番疑念があったし、正直言って、その後にも聞きました。蒲生にあるT産業さんが行きましたら、駄目ですよと言われたと。それで、急遽、空き家を探して、10名ほどのベトナムの技能実習生を急遽入れたと。えっ、市営住宅入れるんですかということでびっくりしていらっしゃいました。 それで、本庁に行きまして見させていただきました外国人入居の取扱いについてなんですが、条件に当てはまれば入れるという課長のお答えでした。今のところ、技能実習生というのは4名から、5名までいかないですけど、大体4名くらい入っていらっしゃるんですね、一緒に入っていらっしゃるんですね。それで、この市営住宅なんですが、私が知る限りを見てみますと、一戸建ての市営住宅は空いているのが目立つんですよね。この辺の活用はできないものかなと思いまして、この外国人の入居取扱い、これをもうちょっと緩和してもらうことはできないんでしょうか。お答え、お願いいたします。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 市営住宅に対する外国人の方々の入居要件について緩和できないかというご質問です。市営住宅につきましては、外国人の方の入居も認めております。入居資格としましては、永住資格者あるいは中長期滞在者ということで、市によりましては、この中長期滞在は認めていないという市もございますが、本市におきましては、この中長期滞在の方につきましても、在留カードをお持ちであれば入居可能ということで広げております。 恐らく、ご質問の中であった三、四名の方がということで、これは、いわゆるルームシェアという形になると思うんですが、このルームシェアにつきましては、これは外国人の方というわけではなく、日本人の方でも認めておりません。これは、いろいろな諸問題がございます。それは、単身であれば、単身のほうに行っていただきますので、単身の方は単身の方に行っていただく。 ただ、1世帯1住居という形で、日本人の方も外国人の方も、これは同じ取扱いです。例えば、問題としましては、同居者が頻繁に入れ替わった場合に、退去となった場合の残存物件の取扱いですとか、家賃が滞納したときに誰にそれを責任追及すればいいのかとか、今、それこそコロナの世界の中で何人まで認めていいのかと、密じゃないかとか、あるいはそこに入ったときに駐車場を、じゃあどれだけ確保すればいいのかとか、いろんな問題がございます。ということで、他府県、市によっては認めているところもあるようなんですが、県内では恐らくないと認識しております。 そういったところの問題もございますので、ルームシェアについては認めることも現在のところ考えておりませんが、そういった緩和というところでいいますと、既にほかの市に比べますと、いわゆる永住資格者、中長期滞在者に対しても市営住宅のほうに入ることを認めているといった状況です。現に、1戸1世帯、重富のほうだったでしょうか、入られているということでございます。 以上です。 ◆3番(国生卓君) 分かりました。 それともう一つ、この住宅問題なんですが、空いている校長・教頭住宅、これは活用できないものでしょうか。実際言いまして、大山小学校は入っていらっしゃいますよね、校長宅にベトナムの方が入っていらっしゃいますよね。だから、新留小学校とか、その辺のところは入れないもんなのかなということなんですが、お聞きいたします。 ◎教育長(小倉寛恒君) 大山小学校と新留小学校につきましては、学校を廃校にして普通財産に戻してありますので、普通財産としては一般の市民の方、それはどのような形でも入居すること、利用することは可能だと思います。 ただ、今、現に校長住宅、教頭住宅として管理しておりますものについては、学校を一旦、その教職員住宅を普通財産に戻して、そしてそれから後ということになりますので、現状のままでは利用できないと。これは、外国人に限らず、姶良市民全て、そういうことになると考えております。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) 普通財産を管理しているところから申し上げますが、大山小学校につきましては、廃校になった後に校舎部分、それから校庭、それと教職員住宅の教頭住宅、校長住宅を建物は無償譲渡しております。ですので、今の状況で市が財産として管理をしている普通財産では、もうなくなっております。 あと、もう一点は、普通財産としましては、直接、特定の行政の目的のために供しないというところで、間接的に行政の役割、いろんな地域の方々、市民の方々等々に、企業の方々等々にお貸しをしたり、あるいは売却をしたりというようなことで活用していくものではあるんですが、現在のところ、市が持っております普通財産を貸し付けているところに、ご自分が建物を建ててお住まいになっている例はございますが、普通財産の建物をお住まい用として、住居として貸しているものはございません。 それは、先ほどのやり取りにありましたように、いわゆる市の財産として市民の方々、あるいはそういう労働者の方々等、市内にお住まいの方々の住宅の用に供するという意味では、市営住宅、公営住宅という考え方が別にございますので、そこらあたりで切り分けて考えられております。 以上でございます。 ◆3番(国生卓君) 分かりました。 これで、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(東馬場弘君) これで、国生卓議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時20分から開きます。(午後0時09分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後1時20分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。次に、7番、鈴木俊二議員の発言を許します。 ◆7番(鈴木俊二君)     登      壇  皆さん、こんにちは。座席番号7番、市政クラブ姶輝の鈴木でございます。 まず、傍聴席の皆様、本日は傍聴していただきありがとうございます。また、ネット中継をご覧の皆様、見ていただきましてありがとうございます。最後までどうぞよろしくお願いをいたします。 今日は啓蟄であります。もう春がすぐそこまで来ているというところで、朝の雨もうそのように、今、日が出てまいりました。今日の質問は、これから春に向けて明るくなっていくこの状態と同じように、姶良市も今からももっともっと会派の名前で何ですが、姶良が輝くように、私が思いついた言葉ですが、姶良がもっともっと輝き続けるように質問をしていきたいと思います。よろしくお願いをいたします。 それでは質問いたします。 質問事項、若者(18歳から40歳程度)の政策について。 姶良市は中学生、高校生を対象に若者議会を開催し、学生たちに議会制民主主義に対する理解を深め、姶良市の現状や将来について考え、まちづくりへの関心を高めようとしていることは理解しています。 しかし、18歳以上から40歳程度までの若者は、意見が言える場所は非常に少ないのではないかと考えています。 また、2019年、全国の出生数が90万人を下回りました。出生数の減少による少子高齢化に伴い、今後も続く生産年齢人口の減少により、全国の多くの自治体の将来が懸念されています。 また、ヤングケアラーやダブル介護などの問題、そしてコロナ禍における経済状況の悪化により職や家を失うなど、特に若者に新たな課題が生じてきています。今後も持続可能な姶良市にするためには、若者に対する市政の在り方が問われていると感じています。 そこで先ず、若者を応援や支援するための基準をつくるべきではないかと考えますが、以下にお伺いをいたします。 1、若者を応援する市としての基準、(仮称)若者応援基本条例を制定する考えはないかお伺いします。 2、コロナ禍における若者の相談内容の変化や件数の推移についてお伺いをします。 3、当市は、高等教育機関の設立を研究していますが、その学校を卒業した後、働く場所がないと姶良市を去ることになります。卒業後の若者と市とのつながりを維持する考えがあるのか、またその政策についてお伺いします。 4、昨年、企業からの進出等の問合せについてお伺いします。また、その後の動きについてもお伺いします。 5、若者の意見を政策へ反映させるために努めていることは何なのか、また今後の新たな政策はあるのかお伺いします。 以下は一般質問者席より行います。 ◎市長(湯元敏浩君)      登      壇  鈴木議員のご質問にお答えします。 若者施策についての1点目のご質問にお答えします。 全国的に、子ども・若者の抱える問題が深刻化、複雑化しており、ニート、ひきこもり、児童虐待、いじめ、不登校等の社会的背景があると言われております。 このような社会的背景の下、国におきましては、平成28年2月に「子供・若者育成支援推進大綱」を策定しました。大綱においては、全ての子ども・若者の健やかな育成、困難を有する子ども・若者やその家族の支援など、5つの基本的な方針が示されております。 子ども・若者が健全な生活を営むための施策の実現には、行政だけでなく、市民、関係団体、事業者など、あらゆる主体が当事者として取り組むことが必要であると考えております。 なお、条例化につきましては、全庁的な施策として、また、あらゆる主体が同じ方向性を長期的に継続して共有することが必要であることから、今後、調査・研究してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 コロナ禍における若者の相談内容について、生活困窮者自立支援事業を委託している姶良市社会福祉協議会によりますと、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受ける前の令和元年度以前においては、収入、生活費、仕事探し、ひきこもり等に関する相談が上位を占めております。 また、相談件数については、令和元年度が全体件数291件のうち40歳未満の方からは63件、令和2年12月末日現在では、全体件数555件のうち40歳未満の方からは160件となっております。特に、コロナ禍における40歳未満の方からの相談内容は、収入・生活費についてが120件となっております。 3点目のご質問にお答えします。 現在、県内の高校生及び大学生の就職内定者のうち、およそ半数が県外への就職であります。その要因としましては、若者が求める職業の選択肢が広がり、これを有する企業の多くが県外に所在していることなどが考えられます。 現在、市ではこれらの課題解決に取り組むべく、鹿児島労働局と姶良市雇用対策協定を締結し、国分公共職業安定所とも協働しながら、多様な就労機会の創出に努めております。 また、高校生や大学生及び保護者、さらにはUIJターン希望者等を対象にして企業PRの場の設定にも取り組んでおり、その一環として、先月、蒲生高等学校において1、2年生に向けた市内6事業者参加の下で合同企業説明会を開催しております。 今後とも、これらの事業を継続するとともに、新たな企業誘致等を促進しながら、地元で働く意欲のある若者が安心して地元企業に就労できる労働環境の整備に努めてまいります。 4点目のご質問にお答えします。 昨年4月から本年1月までにおける県内外の企業からの誘致に係る相談件数は10件となっており、そのうち1件については協定締結に至っております。その他の企業とは、調整中、または進んでいない状況となっております。 5点目のご質問にお答えします。 加治木・蒲生の両総合支所庁舎の整備に向けた基本計画案の策定に際し、幅広い世代の市民の方々から意見を反映させるため、平成30年と令和元年に市民ワークショップを開催しました。 開催に当たり、市内の高等学校の学校長に対し、生徒への参加案内を行い、その結果、多くの参加をいただきました。また、子育て世代の方にも気軽に参加していただけるように、休日の開催としたところであります。 市としましては、今後予定しております第2次総合計画の後期基本計画など、各種計画の策定に際しましても、幅広い世代の市民の方々、特に若者が参画しやすい環境づくりに努めてまいります。 以上、お答えといたします。 ◆7番(鈴木俊二君) それでは、順次また再質問してまいりますが、まず、若者として18歳から40歳まで程度とさせていただきました。これはあくまでも仮の定義とさせて、一つの物差しとして出させていただきました。40歳じゃないと駄目という意味でもございませんし、30歳のところでもいいのかなと考えますが、その辺は含めて、ご答弁いただければと思います。 まず、はじめに、質問の要旨にも書きましたが、若者議会、こちらはもう何回か開催されておりますが、まず、教育委員会のほうにお聞きします。この若者議会における学生たちの反応といいますか、のはどんなものがあったのかお聞きします。 ◎企画部長(松林洋一君) 若者議会におきましては、これまで3回開催をいたしております。本市の中・高校生が現実の議会の状況を体験してもらったということで、大変貴重な価値のある企画というふうに考えているところでございます。 しかしながら、参加していただいた生徒には貴重な体験ということにはなるんですが、まあ現在のやり方では広く若者の意見を聞くというふうな場にはなっていない部分もございますので、やり方につきましては、改めて検討してまいりたいというふうには考えているところでございます。 以上でございます。 ◆7番(鈴木俊二君) 若者議会自体がどうのこうのと言うんじゃなくて、子どもたちがどう反応しているのかなとお聞きしたいと思ったんですが。 その参加された子どもたちからの声、その参加した子の声、いろいろ事業に対して意見を言ったということではなくて、出てどうだったのかというのは聞いていないんでしょうか。 ◎企画部長(松林洋一君) これまで3回開催されているところですが、以前、参加をしてくださった学校の先生のほうから「非常に子どもが成長した」といったような声を後もって聞いているところでございますし、父兄のほうからもそのような声をいただいているところでございます。 以上でございます。 ◆7番(鈴木俊二君) 直接は聞いていないということですかね。はい、分かりました。それはそれで大丈夫、結構です。分かりました。 その後、また逆にもう一つ聞きますけど、子ども議会で出た議案で何か市政として進んだ内容のことはございますか。 ◎企画部長(松林洋一君) 直接的に、この提案があって、これやりましたというものは、ちょっと見当たらないかなというふうには思いますが、政策を進める上で参考となっている事例というのはあるかと思っております。 ◆7番(鈴木俊二君) わかりました。大体、現状が見えました。今の現状、皆さん、既に十分認識はされていると思うんですが、少子高齢化で若者の方々の頭数が現に減っていくと。 高齢者の方々がどんどん多くなっていって、少ない若者が多くの高齢者の経済的な支えをしなければいけないということで、非常に若者の責任が重くなってきているなということで、今回この質問をさせていただいたんですけども、まず、その若者がいないと市全体が維持することも難しくなるんじゃないかなというふうに私は認識しているんですが、その点の認識はいかがでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) これは姶良市内ということでよろしいですか。 姶良市はちょっと独特でございまして、15歳から24歳の若者がいなくなる。そして、子育て世代になってくると、これは同じ人が戻ってくるわけじゃないですけれども、データとしては戻って来ていただけているというような状況の中で、やはり15歳から24歳の方々が何とか姶良市にとどまることができないかという観点で、私たちは考えておりまして、もう若者議会とか、あと市内の歴史や文化を知るというような機会を多く持ちたいなと思っているとこです。 ◆7番(鈴木俊二君) 分かりました。15歳から24歳の方がいなくなって子育て世代が増えていると、まあこれは増えていることはいいことだと思いますので、そういう認識であるというのは理解いたしました。 今回、ちょっと大きなくくりでお話をさせていただきたいというか、質問をしたいなと思うんですが、質問2点のほうにまず入っていきたいと思います。 相談件数が増えているというのは確認をさせていただきました。令和元年ですと、全体の291件のうち63件ですから、ざっと計算すると約22%、それが令和2年度12月末で555件のうちの160件と、これは29%ということになりますね。 増えてきているなということは確認はできたんですが、この555件中160件という数字、160件という数字なんですけれども、これはどう認識すればいいのでしょうか。大体の若い方々の悩みはこれで把握できているぞというのか、氷山の一角なのか、これどう判断すればいいでしょうか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えします。 この令和2年度12月末で555件のうち40歳未満の方が160件ということなんですけど、昨年の表を比較しますと、年齢層が昨年はかなり上です。今年、令和2年度については、若干、若年層にシフトしてきたということなんですけれども、これもコロナの影響かなということで、これは恐らく、しばらくは、そういう若年層が中心になってくる傾向があるのかなと思います。それを裏づけるのは収入生活費の相談が456件、仕事探し・就職が77件、仕事上の不安トラブルが272件というふうに、仕事関係、収入関係の相談が増えてきているという傾向があると思います。 以上です。 ◆7番(鈴木俊二君) ということは、まあ絶対とは言えませんが、今のところどちらかと見ると氷山の一角の思いの認識が強いということでよろしいですか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) 仰せのとおりだと思います。 ◆7番(鈴木俊二君) 氷山の一角傾向ですね。一角と言い切るわけにもいきませんが、まだまだ中にはあるんだろうなということで。 そういうことを前提にして考えますと、もっと相談のできますよという広報的なものはしないといけないのかなと思うんですが。 もちろん、若者の方々というのは、行政とは、私もそうでしたが、そんなに近くないですよね、ですからそもそも相談できることを知らない方が多いような気もします。 広報的なもの、相談あったらいつでもどうぞという広報的なものは十分されていると思いますが、それは届いていると思われますか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えします。 広報関係につきましては、特に若者世代というのは、なかなか行政とちょっと距離を置くという傾向があると思いますけれども、昨今、ラインというのを社協のほうでも始めています。これで、お話をしなくてもチャット式でQ&A、相談に乗るという形で、特に時間も限らず24時間体制で行われているところで、その辺は非常に進化したのかなと思っております。 以上です。 ◆7番(鈴木俊二君) 少しは歩む努力はされているということで、少し明るいものが見えてきたなと思いますが、まだまだやっていかないといけない問題だろうと思います。困った方が相当いらっしゃると思いますので、ぜひ手を差し伸べていただければと思います。 3点目参りますが、いろいろとされているということは初めて聞きました。「多様な就職機会の創出に努めています」と答弁がございました。労働局もハローワークと姶良市雇用対策協定ですかね、結ばれてやっているということでなんですけども、この多様な就労機会の創出、ちょっとこの辺どんなものがあるのか、具体的に教えてください。 ◎企画部長(松林洋一君) 市長答弁にもありますように、鹿児島労働局と姶良市雇用対策協定を締結しておりまして、その中で例えばということで申し上げますが、子育て就職支援セミナーとか特定の事業主のミニ求人説明会とか、あるいは医療・福祉分野、かなり逼迫した状況があるといったことがございましたので、そこの分野に特化した求人説明会とか、保育所関係もなんですが、そのような合同説明会であるとか、そのようなものをいたしているところでございます。 そのほか県の合同企業説明会とか、そのようなものにも参加をいたしておりますし、特定の学校における求人説明会みたいなものも併せて出しているところでございます。 以上です。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えします。 先ほどの社協に委託している自立相談支援事業の中で、就労支援員による就労支援というのがございます。その中でちょっと若者層に限らない話なんですけど、令和2年の12月現在で合計18人ほど、就職、再び就職をした者ということで上がっております。一番多かった月で8月が2人、9月が3人、10月が4人というふうな形で就労支援を行っているという状況でございます。 以上です。 ◆7番(鈴木俊二君) いろいろ努力はされているというのは分かりました。とても良いことだと思います。 この答弁書の中で、蒲生高校において1、2年生に対しての企業説明会ですかね、これは学生に向いてされたということですね、このようなことというのは、もちろん地元の学生に向けてという形になると思いますが、それ以外に向けてというのは何かありますか。 ◎企画部長(松林洋一君) 市長答弁のほうにありました蒲生高校においての合同企業説明会におきましては、市内にございます6企業が参加をいたしまして、合同の説明会という形で実施をいたしております。これまでにも他の学校とも同様な事業をやっているところでございますし、今後もまた続けていきたいというふうに思っております。 ◆7番(鈴木俊二君) 各学校でされているというのは理解しました。とても大切なことだと思いますので、ぜひ続けていっていただきたいと思いますが、卒業した後、あっちこっち大学に行かれたり就職をされたり、姶良市に残る方、また出ていく方といろんな方がいらっしゃると思うんですが、一つ、そういう学校を出た後、また姶良市に帰ってきてもらう手だてとして、一つ霧島市の若者応援事業というのがあります。これは、何年か前も一度私も聞いたことがあって、そのときはまだ制定したばかりで、結果が出ていませんというお話でしたけども、姶良市も検討するという、そのとき答弁をいただいたと記憶しております。 それがその後、姶良市としては何か計画はありますでしょうか。 ◎企画部長(松林洋一君) 霧島市のほうでその事業については、実施をいたしているということは把握をいたしているところでございまして、うちもそれに習って、事業実施をということで、一旦は計画したところがございましたが、制度設計においてなかなか難しい面もございましたので、今、少し取組を検討中というような状況でございます。 ◆7番(鈴木俊二君) 検討中、分かりました。としますと学生でもなく含めまして、市から他市町村に出ていかれた方々に対する姶良市のアピールといいますか、政策というのは何かありますか。 ◎企画部長(松林洋一君) 本市におきましては、企業誘致の関係については比較的堅調に進んでいるのかなというふうに思っております。このことが若者の働く場の確保にもつながっているのじゃないかなというふうに思っているところでございます。 平成22年から昨年まで30件の立地協定で、従業員数でおよそ2,000人の新たな雇用が生まれたといったようなこともございますので、今後とも、このような企業誘致のほうに力点を置いていけたらというふうには思っているところでございます。 以上です。 ◆7番(鈴木俊二君) ちょっと、にやっとしてしまいましたが、ちょっとその方向で後で聞こうかと思っていましたけども、まあちょっと横に置きまして、とりあえず今のところ直接市外に出られた若者に対しては、アピールできているという状況ではないというふうに理解してよろしいですかね。出ていったまま放置状態というのが、まあ見方なのかなと思いますが。 あとちょっと目線を変えまして、地元にいる若い方々も姶良市にずっと子育てで来ていただいていますが、子育ての育った、またその子どもさんたちが、また残っていただくようなためには、いろんな施策をしていかないといけないのかなと思うんですが、例えば、姶良市に住んでいる若者の方に、例えば、農業の方々に対しましては、県外の先進地に農業の研修に行っていただいて、しかもそれは短期じゃなくて、例えば半年とか1年とか行っていただいて、技術を習得して帰ってきてもらって姶良市のその農業を広めるとか。 また、産業関係では蒲生和紙とかありますね、あと龍門司焼とかありますね。極端なことを言えば、龍門司焼なんて景徳鎮にもう1回行ってこいと、勉強してきてくれと、もっともっと市の発展のために焼物を広めようとか、いろんなそんな考え方もできるのかなと思うんですね。 今、姶良市に住んでいる若者に対しての市の活性化のための協働の政策的なものというのは今ありますかね。 ◎企画部長(松林洋一君) 今、議員がお話しくださったような、そういうそれに特化したようなものというのは、これがありますといった紹介できる状況にはないかなというふうには思っております。 ◆7番(鈴木俊二君) 今はちょっと各論的なことを申し上げましたけども、全体的に今若者たちがいてくれる、もしくは帰ってきてくれる、ちょっとこう力の入れようが物足らないんじゃないかなというような気がいたします。もちろん子育て世代に関しましては十分に今まで施策をして、増えている実績がありますので、それはとっても良いことだと思うんですが、それ以外の流れっていうのはちょっと見えて来ないので、これではまずいんじゃないかなというふうに思っています。一つの大きな課題なのかなという気がいたします。 次、4番目に行きます。 今、市長の答弁で立地協定結んで企業を誘致というお話がありました。10件の問い合わせがあったということですね。1件協定に締結できたと、これはすばらしい、いいことだなと思いますが、この10件、私はすごいなと一瞬見て思ったんですが、市の認識としてこの10件というのは、多いですか少ないですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 一概に多い少ないというのはなかなか難しいのかなという気がしますが、県内の市町村に聞きますと、そこまで話はないようなことも聞いておりますので、比較的多いほうではないのかなというふうには感じているところでございます。 ◆7番(鈴木俊二君) ほかの市はそこまでない。これ大きなポイントなのかなと思いますが、それは後に回しまして、その他の企業とは調整して、または進んでいない状況ってなんですが、この辺はどんな状況なのか、もう少し詳しく、話せる範囲で結構ですが教えていただければと思います。例えば調整中というのはどういうことなのか。お願いいたします。 ◎企画部長(松林洋一君) これは様々なんですが、お話があって参考資料を送付しましたが、その後、連絡がないとかですね。 それから、民有地をちょっと今考えているんだけど、なかなか用地取得が難航しているとかですね。 それから、補助事業について説明をということでございましたので、説明をいたしましたけど、その後、ちょっと進展が見られないとか様々でございます。 以上です。 ◆7番(鈴木俊二君) 連絡がない、補助事業を聞きに来ただけと。用地移転についてということですね。この後、姶良市のほうから、普通の企業では営業かけるという言い方しますが、そういう営業とはかけていらっしゃるんですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 今のところ、例えば民有地の交渉をかけているという部分でありますと、なかなかこちらからかけづらいところもあるかと、お声をかけづらいところもあるかというふうに思っております。 それと補助事業についての説明をということでありましたので、そこのところはきちっと説明をさせていただいている、そこはそういった企業さんは、恐らく複数の市町村にそういうものを、どこが有利なのかということをお調べをされている途中なんだろうというふうに思っております。 ただ県内の補助事業、あまり差はないもんですから、改めて、そこに営業をかけるといったようなことはいたしてないところでございますし、まあ事業所さんによっては、事業所名を明かさなくて問合せがある部分もございますので、その後、追っかけられない部分もあるかというふうに思っております。 以上です。 ◆7番(鈴木俊二君) 確かに事業所名は明かさなくて聞いてくるというのは、もちろんあると思いますが、全部が全部追っかけるというのもまた無駄な努力になるかと思いますが、せめて、ここはというところはやっぱり営業をかけるべきかなと思います。 先ほど部長が言われたように、立地協定で企業誘致を進めていくと。企業誘致は市の発展の基本となるんではないかなと私も考えておりますが、その認識は執行部としては同じでしょうか、どうでしょうか。 ◎企画部長(松林洋一君) もちろん企業の進出によりまして雇用も生まれますし、そういった意味では税収増加にもつながるというふうに思っておりますし、若者を含めて雇用対策にもつながるということで認識をいたしております。 そういったことで、積極的に企業誘致のほうは努めているところでございます。 ◆7番(鈴木俊二君) 企業誘致に関しまして、幾ら議員の我々が動いたとしても正直、企業側は、そんなに力入れてくれないだろうなと思うんですね。そのためにやっぱりトップセールスが重要なんじゃないかなと思うんですけども。 昨年は、10件あったと、その後トップセールスはかけていないということなんですが、こちらから姶良市のほうから出向いて、各企業に、こちらに来ませんかというようなことが、重要になってくるんじゃないかなと私は思うんですが。 市長、その辺の考え方はいかがですか。 ◎市長(湯元敏浩君) 私が就任来、企業に対しての誘致というものは、例えば大阪に行きまして、鹿児島県出身の方々が経営されている企業が集まる懇親会みたいなものがございました。東京でもございました。それが私が就任してから1年、2年と2年連続行きましたけれども、去年はコロナで全部中止になりました。ですので、そういったものは進んでおりません。この1年間はですね。その前の2年の中では、姶良市というものがまずは知られていない、どういうとこなんだ、いやこんなに便利なんだというところから始まるんですね。ですから、そこからまずは地道にやっていかなきゃいけないなと思っていますので、そういった懇親会、いわゆる企業の集まる大きな懇談、懇親会にまずは顔を出して、姶良市のアピール、そして企業にどれだけ有利か、そして、こういった補助支援の制度もあるというようなことを言って回っていくのがまず、やらなきゃいけないことだなと。 一軒一軒飛び込むのはまだ、なかなか姶良市って何なんだというところがありますので、やっぱり大阪・東京には全く知られておりません、姶良市というのは。そういったところから進めていかなければいけないなと。 そして、もう一つ、やはり雇用が多いのが一番いいかというと、これもまた時代の背景、社会背景によって雇用が多いということは解雇も多いということになりますので、そういったところも今の時代に即した企業の在り方、そしてまた若者が就職したい企業、こういったものは何なのかということをしっかりと把握した上で、そういった大きな企業とのマッチング、そういったのに臨んでいくべきだと私自身、言い聞かせているところでございます。 ◆7番(鈴木俊二君) トップセールスが重要ってのは、私もそういうことであって、一軒一軒各会社を回ってくださいという意味じゃなくて、やっぱり姶良市を売り込んでいってもらう、とっても重要なことだと思うんですね。 確かに東京・大阪に行けば姶良市知らない以前に読めないですね、そういうような状況だと思います。同じ認識だと思いますので、だからこそ、どんどん市長には出ていってもらう、またそういう会議があれば、今時ズーム等々もありますから、どんどんアピールしていっていただきたいと思うんですが、今年について何か計画はございますか。 ◎市長(湯元敏浩君) この大きな懇談会みたいなものですね。それは私が招集するわけではないので、やはり主体側が開けば必ず行きたいと思っておりますが、まあコロナがどういうふうな状況になるかを主催する側がどのように考えているかによって変わると思います。 ◆7番(鈴木俊二君) ぜひ、そういうのをくまなく探していただいて、少しでも参加をしていただく、人間が行くのかネット上がわかりませんが、どんどん参加をしていってトップセールスをしていっていただきたいと思います。 今までもいろんな政策の中で人口が姶良市は増えていますが、何かしなければ多分将来必ず人口は減っていくんでしょうけども、減り出す時期が早まったり、減るスピードも速まったりというようなことが十分考えられます。 それは今まで、皆さんが一つになって各アピールをして企業誘致をされてきた、だからこそ2,000人の雇用も生まれたという答弁もございました。とても大切なことだと思うんですね。 今しっかりと動かなければいけない、長い目で見れば若者定住に働く場所を与えて、まあ解雇が多いという話も、市長答弁がありましたが、別に企業があればそこに就職もできる訳で、なければここに住めなくなるということになりますので、やっぱりしっかりと企業を集めてくることが大切なことなんですね。 そういう意味では、今回の条例10号と11号というのもちょっと初めは驚きました。まあ理解はしましたけども驚きました。ただ、土地開発公社にはまだ十分資金がありますよね。そことしっかりと手を組んで、先ほどの民有地の用地ではありませんが、姶良市のためには介入しても、開発公社にお願いをして買ってもらう、先行投資していただくというのも可能なんじゃないですか。 ◎市長(湯元敏浩君) 開発公社とは連携というよりは、私が理事長をやっていますので、一体化のような感じなんですが。 ほかの市町村は開発公社がもう役割を終えてなくなっているところも多々あります。しかし、姶良市は非常に企業の引き合いも多く、また立地条件も非常に良いので企業を誘致する上でも、まだ先行で土地を集約するというのは、役割としてあると思っておりますけれども、これは時代の流れによって様々なニーズもあるでしょうから、その開発公社と市役所が一体となって企業誘致並びに開発をやっていくというのは、今後、今のところ変わらないというところでございます。 ◆7番(鈴木俊二君) 変わらないというご答弁頂きましたので、ぜひ進めていっていただきたいと思いますが、まずは先ほど言いました企業誘致、これってトップの動きが重要だと言いましたが、言い換えればトップじゃないとできないことなんですね。 市長の代わりに誰か議員が出たとしても意味合いは全然変わってくると。市長はその辺は十分理解していただいているとは思いますが、どんどん出ていただくという答弁を頂きました。 時代の流れが今変わってきているという答弁もございましたが、時代は変わりましたね、このコロナで。完全にパラダイムシフトが起こったと私は感じております。 ずっと東京に集まっていたのが東京から皆さん逃げ出すように、言葉悪いですが、地方に動いている。しかも鹿児島県に、朝一番の同僚議員の質疑にもありましたが、鹿児島に多く来ている、企業も一緒ですね。出てきている今がチャンス。今聞かないといけない。逆にその風がまた嵐に、今、風が吹いていますが、その風向きが変われば努力も倍以上かかってくると思います。 今なら言葉悪いですが、そこまで苦労せずに各企業と話もできるんではないかなと思うんですが、市長、その辺企業誘致に関して、今のとこ待ちの状態ですけども、自分から打って出るという考えはないんでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 確かに大都会に集中していた企業の本社機能というものが地方にも流れていくというのは、このコロナの影響の一つの地方にとっては有利な部分だと思いますが、その地方をどこを選ぶかという地方同士の今競争になっているということになってくると思います。 また、東京だったら山梨だとか長野だとか、そういった地方を考えるのか、大阪だったら兵庫だとか岡山とか、そういった四国とかそういったところになってくるのか、もっともっと遠くを考えているのか、そういった流れがどうしてもやっぱりこのコロナ禍の中、出張等々、そういったところに私、身を置けないもんですから、なかなか情報が集まらないというジレンマには陥っているところでございます。 ですので、早くこのコロナが収束して、そういった情報をどういう考えを東京に本社機能を持っている、大阪に本社機能を持っている企業が考えているのか、そういったものを直に聞いてみたいというふうには思うんですけれども、なかなか思うようにいかないのが今の現状でございます。 もしそのようなことがコロナが収束したら、早速にでもそのような情報収集していきたいと思っております。 ◆7番(鈴木俊二君) 意気込みは十分感じられました。ありがとうございます。それは、ありがとうございますではないですね、ぜひ、そのほうに進めていっていただいて、早目に、しかも早く動かないと意味がないですので。 市長答弁にあったように競争になっていると思います。先、決められては終わりですので、しっかりと動いていただきたいなと思います。 ちょっとそのことは置きまして、5番目に入りたいと思いますが、市民のワークショップを開催したというふうに書いてあります。これは確かにいいことだ、声を聞くためには良いことだと思うんですが。 各高校に参加をしていただいて多くの参加をいただいたということなんですけど、一つお聞きします。このときに各若者が働いているような、各企業にはお声がけはしていなかったでしょうか。 ◎総務部次長兼行政管理課長(今別府浩美君) お答えをいたします。 各企業宛のほうには依頼等はしておりません。 以上です。 ◆7番(鈴木俊二君) 学生さんだけだったということですね。私が質問の頭に若者の方々の声出す場所がなかなかないのではないかというふうに問いかけをさせていただきました。 今回、ずっと一円に聞いてまいりまして、まず、悩み事に関してもなかなか聞くことすら難しい方もなかなかいらっしゃるという、まだまだ氷山の一角だという答えでした。でも、少しでも歩み寄るような努力はされている。とてもいいことだと思いますね。 また、市外から出て行った若者に対しては、なかなかアポが取れない。企業誘致に関しても、コロナ禍で動けないというところで、この件に関しましては、コロナが明けたらしっかり動いていただくという答弁をいただきましたので、しっかりそのとおりにしていただきたいと思うのですが。 まず今回、もろもろいろんな問題がある中で、今回一番言いたかったのが、1番目の条例の話に戻りますが、持続可能な市の発展・活性化ですね、それを市長の施政方針では10年先を見てという言葉が入っていましたが、そうではなくて30年、40年、50年先を見据えて10年先を想像すべきだと思うんですね。そのために、今からこつこつとできることを、一度にできませんからこつこつとやっていかないといけないと感じるんですが、その考え方に関しては、どうお考えになりますか。 ◎企画部長(松林洋一君) もちろん持続可能なということは、念頭に置いているところでございます。例えばということで申し上げますと、総合計画をつくるときに、まちづくり50人委員会とかまちづくりカフェといったようなことを実施いたしました。 これは会場をイオンタウン姶良で行ったり、夜間の開催をしたりといったようなことで、若者が集いやすいといったような環境をつくらさせていただきましたし、総合計画の策定委員会の中に、青年団の代表を入れたといったようなことも今回、前回はいたしているところでございます。そういった意味で、今後とも持続可能なということは念頭に置いていきたいというふうに思っております。 ◆7番(鈴木俊二君) こつこつという意味がなかなか難しいところだとは思いますが、今、先ほどの同僚議員の中にもありました三州同盟等々ですね、近くの市町村、姶良市も鹿児島市と日置でしたっけ、協定を結んでいますね、何とか、ごめんなさい。要は周りの市町村と協調しながら、協働しながら進めないといけない部分と、市長の中にもありました競争でもあると思うんですね。競争って本当、言葉は悪いのかもしれませんが、若い方々が減れば減るほどその競争は激しくなるのかなと、朝一番の同僚議員の質問に市長の答弁が、住みたいというイメージに至っていないという答弁がございました。これはランキングだったですかね、住みたいイメージに至っていないので、住みたいというイメージを発信し続けなければいけないと思うんですね。そのために、一つの特徴ある市の形として、オンリーワン政策としてのこの若者基本条例というのは、大きなアピールになるんではないのかなと感じるんですが、いかがでしょう。 ◎企画部長(松林洋一君) 条例制定につきましては、市長答弁の中にも触れさせていただきましたように、行政だけではなく、市民あるいは関係団体、事業者などあらゆる主体が同じ方向性を持ちながら、長期的に継続して共有することが必要でございますので、いわゆるその機運の醸成というかですね、それを待ちながらということになりますので、今すぐに条例制定に進むということは考えていないところでございます。 ◆7番(鈴木俊二君) 機運の醸成を待たなければならないという答弁がございましたが、機運の醸成というのは、市がつくっていかないといけないんじゃないんですかね。どこからがやりましょうという問題ではなくて、市の発展・活性化のために皆さん協力して一つの方向を向いてくれませんかというような条例になるとは思うんですが、一つの例として、1件しかなかったです、全国で調べてみると。若者の若者条例というのが愛知県の新城市というところでございました。ここは、私はまちの持続可能な活性化というふうに言っておりますが、このまちでは、時代のリレーができるまちづくりというふうに仮定されて目的を書いておりますが、その目的が時代の社会を担う若者の人口が減少している状況下においては、市民全体で若者を応援し、若者が学校、会社に限らず地域活動、市政等のあらゆる場面でより一層その能力を発揮して活躍することができる環境を整え、このまちに住みたいと思える魅力あるまちをつくりあげることで実現されるというふうに書いてあります。回しくどい言い方しますが、若者と一緒に頑張っていく社会をつくらないと駄目ですよ、そのためにはこの条例を制定しましょうというふうに書いてあります。あくまでも、これはまちの発展のためにやることであって、各企業のためにやるものではなくて各姶良市に住む人々のためにつくるものだと思うんですね。その先頭に立って旗を振るのは、姶良市じゃないんですか。それで機運を待つという意味が分からないんですが。少し説明してください。 ◎市長(湯元敏浩君) 条例をつくることが目的になっちゃいけないということだと思います。条例をつくったからいいということではなく、やはりその条例をいかにその市に、若い人たちに、ためにするかということをまずは考えていかなきゃいけないという中で、そういった市のつくり方をしなきゃいけないという中で機運の醸成という言葉を使ったんだと思います。 というのは、やはり15歳から24歳がいない、いなくなる。これは、私は決して悪いことではないと思っています。自分の将来のためにいい学校を選ぶ、自分に合った学校を選ぶ、自分の道を選ぶというのは、これは止めることができないことである、しかも市の形として、その15歳から24歳の人たちが一旦外に出てしまうというこの大きな60万都市の隣にあるという、これは宿命だとも思っております。でも、それを何とか止めるための方法というのはいろいろありまして、その中の一つがその条例をつくるということであれば、これから調査、研究はしていくことは必要だと思っていますが、条例の枠組みだけつくって、そこの中身が何もないということでは駄目だと思いますんで、中身がしっかりと吟味した、どういうふうな市になっていくか、どういうふうな市にしていくか、そのためには条例が必要だねというような考え方でやっていかなきゃいけないかなと思っております。 ◆7番(鈴木俊二君) それも一つの方法だと思いますが、実は、今いろいろ聞きましたけれども、いろんな事業されていますね、現に。それを1本にまとめて考えることができないんです、今の状況でありますと。やっぱりもっともっとこの先のことを考えると、若者たちに何をしていくのかというのは、1本化して考えないと見えてこないものもいっぱいあると思うんですね。そのためには、今いろいろされていますが、それを俯瞰でしっかりと今やられている事業に対して、もっと効率よくできないか、もっと方法、もっと違うものがないか、というのも考えることもできると思います。それをするための条例なんですね。ですから、順番が逆のように思うんですが、いかがですか。 ◎市長(湯元敏浩君) 議員のおっしゃることを否定しているわけではございません。一つの方法としてはあり得ると言っていることでございます。 ◆7番(鈴木俊二君) 個々の動きに関しましては、各部もしくは支所も含めまして、動かれているというのは確認はできました。動こうとしていることも確認はできました。ただ、ばらばらに動いているというのは非常にもったいないと思いますし、我々が、姶良市の行政が、姶良市から出て行った若者に対してなかなか連絡がつけれない、これもう現状だと思います。そのためには、こういう一つの柱、特徴としてオンリーワンの事業をやっているんだということは発信していただければ受け取れる方は十分いると思います。やっぱり順番はしっかりと考えていただきたいなと思います。非常に今のままでは危機感を感じます。特に言いました、時代が変わりました。風が今、姶良市に吹いています。今、逆に動いて情報を発信する、これが重要だと逆に思うんですが。我々の若者に対して市がしっかりと歩み寄る、これ重要なことだと思うんですが、そこはどうお考えになりますか。 ◎市長(湯元敏浩君) 議員おっしゃるとおり、そのとおりだと思います。若者にそのような市と連携していくのはそのとおりだと思います。いろいろな、若者と言っても一緒くたにできないわけで、様々な考えもございます。都会に出て、そして一旗揚げて日本の代表するような人間になるんだ、世界を牽引するような人間になるんだ、これはもう姶良市からそういう人が出てくれば本当に僕はうれしいですね。そこで、それでも姶良市に残って仕事をしたい、自分のふるさとで仕事をしたいという人も当然いらっしゃいます。そういった方々がどのような人生を送るか、どのような姶良市の中で職業として何を選ぶか、そういったものに寄り添っていろいろな意見を聞きながら企業を誘致したりまた社会を構成したり、まちづくりをしたりということは必要なことだと思っております。 ◆7番(鈴木俊二君) だからこそ、情報発信のための条例かなというふうに戻ってしまうんですが、大体考えは分かりました。いろんな考えのある中で、確かにいろんな若者もいらっしゃいます。帰って来たくない、帰って来たいもしくは行きたい、いろんな方がいらっしゃると思いますね。そういう方々の情報をしっかりキャッチする。しかも、市は皆さんのことを向いていますよという情報発信することがとても今大切なことで。風が吹いてます、姶良市に風が吹いている。この風を執行部の皆さんも感じていらっしゃると思いますので、しっかりとそこは見極めていただきたいなと思います。鹿児島には帰って来たいけど、姶良市には選択肢がなかったと。こんな悲しいことはないです。しっかり、そういうことがないように考えていただきたいと思いますし、この条例に関しましては、非常に私は危機感を感じておりますので、また順次、方向性を変えながら、また聞いてみたいなと思っています。若者が減っていくことによって、大きく変わるものがいっぱい出てくると思います。現にこの間審査しましたが、介護保険の条例、費用なんかも若者の方がいらっしゃるからこそ低く抑えられている。いなくなれば高くなりますね。困るのはやっぱり姶良市に住んでいる方々皆さんなんですね。ですからしっかりとこの辺は、もんでいただきたいなと思います。 以上で終わります。 ○議長(東馬場弘君) これで鈴木俊二議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後2時18分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時28分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、19番、萩原哲郎議員の発言を許します。 ◆19番(萩原哲郎君)     登      壇  皆さん、こんにちは。今日は天気がものすごくよくなって、私も暑がりなもんですから、議長の許可をもらって、この格好で一般質問に入りたいと思います。 また、今回、多くの方が傍聴席においでくださいましてありがとうございます。また、もう一人残っておりますので、最後まで傍聴を続けていただけたらありがたいと思います。 じゃ、一般質問に入りたいと思います。 質問事項1、市内の登山道改善等について。 要旨(1)山ガール、山ボーイなど、若者レジャーとしても登山は定着し、様々な山で登山客がにぎわっている。白銀登山道は、霧島錦江湾国立公園に指定されてからも、登山道も少し整備され、登山客も増えつつある。久しぶりにインターン生5名と孫を連れ、登山してみた。距離表示や案内板はほぼ新しいものに取り替えられていたが、ベンチは一部のみであった。 以下について問う。 ①指定されて以降以来、改善された場所はどこか。 ②中腹から山頂にトイレがなく、特に女性の方が困っている。以前に山頂の吉田側に設置するよう、鹿児島市に要望していくとのことであったが、いまだに設置されていない。トイレに必要性をどのように考えているか問う。 ③JTの森は、錦江湾に浮かぶ桜島や、天候次第では大隅・薩摩半島が一望でき、絶景の場所でもある。しかし、周りの木が茂り、桜島が一部見えるだけで景観が悪い。そこで、見晴らし台(展望台)設置をたばこ産業にお願いする考えはないか問う。 ④登山道も整備されて、少しは良くなっているが、石ころ等が散乱しているところもあり、登りにくい場所も多々ある。また、雨上がりのとき、石畳は急坂で滑り、転倒の危険性を伴う。手すり・ロープ等でもう少し整備し、登りやすくしやすく改善できないか。 (2)山頂に岩剣遺跡があり、歴史遺産を見られ、大変魅力的である。3月末にはトイレも完成し、駐車場ともに利用できる。 そこで、以下について問う。 ①平成24年以降に改善された場所はどこか。 ②初めて登る登山者は、駐車場と登山口をインターネットで検索する。インターネット検索で駐車場とトイレ、登山口が分かるようにすれば、もっと登山客が増えると思うがどうか。これは登山者の意見です。 ③登山道にはあちこちにロープ設置してあったり、現在地の地図が設置され、登山客への優しい配慮を感じる。岩剣城跡の看板にも、もう少し詳しい絵や図柄の説明文があると、島津家の歴史に思いをはせながら山頂で時間を楽しむことができる。 また、分岐のところに本丸と展望ポイントの案内があると安心して登れるし、本丸を見逃す心配もないと思うがどうか。これも登山者の意見です。 ④頂上の眺望は姶良市を一望でき、すばらしい。冬山は草が少ないので安全ですが、しかし、夏になると草が生い茂り、蛇などが出そうで、登山道を少し整備されると、オールシーズン登山ができるのではないかと思うがどうか。これも登山者の意見です。 (3)市内最高峰、703メートルの烏帽子岳の登山道整備を北山地区のボランティアで実施している。登山道頂上はある程度整備されているが、急勾配も多いので、登りやすいように改良が必要である。登山道入り口の駐車場整備と登山道改良の進捗状況を問う。 質問事項2、道路改善対策と整備計画について。 (1)岩剣神社、県道入り口の鋭角場所と岩剣神社に向かう道路幅員の狭隘場所について、地元関係者は早期整備を願っている。交差点協議、用地取得完了後に工事着手となるとあるが、その後の進捗状況と、また、河川横に土のう袋が置いてあるが、豪雨どきに河川が氾濫があったのか。 (2)県道十三谷・重富線の高速道路から姶良ニュータウン入り口間は、急勾配でカーブの事故が絶えない。つい最近も車の横転事故があった。 そこで、以下について問う。 ①事故状況と今後のカーブ道路改善について問う。 ②事故が起きる要因は何か。 (3)イケダパン流通センター横の道路は、大型トラックの通行が多く、傷みがひどい。姶良町のときから道路整備の改善を要望していたが、一向に改善されていない。その後の進捗状況と今後の道路整備の計画を問う。 質問事項3、山之口自治会の住宅外壁汚れ問題について。 平成16年4月、パン工場周辺の環境問題解決への協力依頼の陳情が採択されてから16年が経過しても、解決策が得られていない。現在は広範囲に家屋等の黒ずみが拡大している。 以下について問う。 (1)山之口自治会住宅外壁汚れ問題について、令和元年3月の質問で、今後の対応について、企業と要望者との間を取り持つ形で進めている。地元の方とも1回話をし、皆さんが集まりやすい日を設定(4月から5月の連休明け)して、話し合いの場を設けていくとのことであったが、実行されたのか。また、その内容を問う。 (2)令和元年11月30日に家屋の黒ずみについて山之口公民館で、パン工場(総務部長)、市役所(生活環境課)、被害家屋住民で協議し、パン工場(総務部長ら)が被害住民宅を一軒一軒訪問し、住民から意見を聞き、黒ずみを出さないように改善するとのことであったが実行されたか。また、今後の解決策を問う。 (3)パン工場周辺の環境問題、16年経過しても解決策が得られていない。市長の見解を問います。あとは、一般席からお伺いします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  萩原議員のご質問にお答えします。 1問目の市内の登山道改善等についての1点目の1番目のご質問にお答えします。 白銀坂は、平成8年度から15年度にかけて、文化庁の国庫補助事業を活用し、石畳の保存修復と案内説明板やベンチの設置等を実施し、現在の姿に整備されております。 その後は、年間を通じて史跡の維持管理事業を実施しております。 平成24年度以降では、27年度に白銀坂駐車場に外国語案内看板を設置しております。 また、距離表示や案内板は、令和2年度に日本たばこ産業株式会社のご協力により、補修工事及び取替工事を行っております。 2番目のご質問にお答えします。 白銀坂の中腹から山頂間にトイレ設置の要望があることは承知しております。 山頂部及び山腹は民有地でありますので、今後、土地所有者や白銀坂を共同管理する鹿児島市とともに、トイレ設置の可能性について模索してまいります。 3番目のご質問にお答えします。 JTの森重富は、平成20年に日本たばこ産業株式会社が、自社有林を活用した社会貢献活動として環境整備が行われ、一般開放されています。 この森を活用した環境教育イベントや生態系フィールド調査等も活発に実施されており、白銀坂を登る方も数多くいるところであります。 桜島を見渡すことのできる展望スペースは当初から整備されておりますが、周辺の樹木の成長により眺望域が狭くなったものと思われます。 今後、日本たばこ産業株式会社との話合いの中で、眺望の確保につきましても話題としたいと考えております。 4番目のご質問にお答えします。 白銀坂は、台風や大雨の際は多量の雨水が流れ、転石が数多く発生します。 台風や大雨の後には、教育委員会が坂の総点検を行い、転石、倒木等を除去し、危険箇所を確認しております。 今後とも文化財の保存に影響を与えない範囲で、利用しやすい環境づくりに努めてまいります。 2点目の1番目と3番目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 平成30年度に教育委員会において、岩剣城本丸跡と最も眺望の開けた曲輪に解説板を1基ずつと、市道から本丸までの進入路上に道しるべ3基を新たに設置し、利用環境の改善を図っております。 今後も文化財の保存・活用に必要な解説板等の設置について検討してまいります。 2番目と4番目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 今月中に、岩剣神社前の観光用トイレが完成しますので、今後とも適切な周知広報及び環境整備を行いたいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 烏帽子岳への登山をされる方への駐車場としましては、堂山地区交流拠点施設「えぼし館」を推奨しており、今のところ、別に駐車場を整備する計画は持ち合わせておりません。 これは、駐車場の整備場所として推察されます県道と市道の分岐点付近が個人所有となっていること、また、その先の道につきましても、整備に時間や相当額の費用が予想されることによるものであります。 また、登山道に入って頂上に至るまでの間も、急勾配や岩肌が露出している区間が多いことは認識しております。 しかしながら、烏帽子岳は複数の個人が所有される山林であり、令和元年度に山頂付近を整備することができましたように、地権者や地元の方々のご理解、ご協力なくしてはなし得ないものであります。 今のところ、登山道の改良計画はございませんが、安全や自然管理の観点から、分岐点への案内標識の設置検討と併せ、登山道の改良につきましても研究してまいりたいと考えております。 次に、2問目の道路改善対策と整備計画についての1点目のご質問にお答えします。 岩剣神社本通線につきましては、県道との交差が鋭角で危険であることから、令和元年度に予備設計を行うなど、整備に向けて準備を進めてきております。 現在は、令和4年度の事業着手を目指し、関係機関と調整を進めております。 岩剣川両護岸の土のう袋につきましては、河川の増水による越水防止ではなく、道路表面水が河川護岸を侵食しないように設置したものであり、劣化している部分も見受けられることから、今後も適切な管理に努めてまいります。 2点目の1番目と2番目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 ご指摘の区間における事故状況につきましては、姶良警察署に確認しましたところ、過去3年間で5件の事故が発生しております。 このうち3件が車両単独事故となっており、その原因としましては、前方不注意が2件となっております。 今後のカーブの道路改善につきましては、現地は二車線改良済みであり、減速のための路面標示もあることから、事故要因などを踏まえて、必要な対策について県に要望してまいります。 3点目のご質問にお答えします。 イケダパン流通センター横の市道舗装が傷んでいる件につきましては、昨年11月に地質調査を行った上で、舗装構成の検討を行いました。 その結果、当該箇所の大型交通の利用状況に合わせて舗装するためには、河川堤防を40cm掘削し、土を置き換える必要があることが確認されております。 しかしながら、この市道は思川堤防を占用しており、40cmの掘削は堤防の一部を壊すことになり、好ましくありません。 現在、土の置き換えを必要としない工法の検討を行うなど、河川管理者である県と協議を行うための準備を進めております。 また、道路整備の計画区間は、舗装の傷みがひどい三差路から橋のたもとまでの延長およそ150mを想定しております。 舗装だけでなく、線形等を含めた全体的な改良が必要であると考えており、大規模な事業費が想定されますことから、導入可能な補助事業の検討も進めております。 なお、事業導入までの間は、引き続き適切な維持補修に努めてまいります。 次に、3問目の山之口自治会の住宅外壁汚れ問題についての1点目から3点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 平成31年4月以降、担当職員が当該事業所を訪問や電話により、その後の対応を促した結果、令和元年11月30日に地域住民と当該事業所との話合いがなされております。 内容といたしましては、当該事業所から、これまでの設備改修の説明があり、それを踏まえ、地域住民から様々なご意見が出され、結果、当該事業所が各戸を訪問するとのことでありました。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対応等により、これまで10件程度の訪問にとどまっているとのことであります。 また、その間の対策として、昨年11月に当該事業所の屋根の洗浄を行ったとの報告を受けております。 この住宅外壁汚れ問題につきましては、長期にわたり解決されずにいることは十分承知しております。 今後とも当該事業所に対しましては、誠意を持って地域の方々に対応されるようお願いしてまいります。 以上、お答えといたします。 ◆19番(萩原哲郎君) じゃ、1番目から随時質問します。 まず最初に、この白銀坂、上がってみれば、いろんな看板等が設置されて、大分登りやすくはなっております。しかし、ベンチ等は、中にはものすごく傷みがひどいのが結構目立ちました。まず、このベンチの傷みのひどいところの整備は、今後どうされるか伺います。 ◎企画部長(松林洋一君) 白銀坂のベンチの件ですが、企画サイドとしては今予定はないところでございます。 ◆19番(萩原哲郎君) わかりませんでした。もう1回お願いします。 ◎企画部長(松林洋一君) 企画サイドと申しますか、商工観光のほうでは、そのような計画はいたしてないところでございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 入り口上がっていけば姶良市が見渡せる広場があるんですけど、そこは、ベンチはよく整備されておりますが、ほかにJTの森に登る道、JTの森から島津のほうに登るところと、あと、途中途中のベンチが大分傷みがひどいんですよね。座りたくても、汚いから座れないような状態があるんですけど、そういうことはご存じですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 私も近々行ったわけではないので、ちょっとかなり、少し前に行ったことがございますが、いわゆる、その山の中に設置をしてある部分でございますので、常にきれいにしてあるということではないのかなというふうには思っております。 ◆19番(萩原哲郎君) ベンチはですね、本当にカビが生えて、カビとかコケとか生えて座れないような状態のベンチが大分あるんです。やはりそういうところは、やっぱり登って点検して、整備をお願いしたいと思います。 これ、ここに書いてあるのは、台風とかいろいろあったときには必ず登って、いろんな枝等の撤去とか危ないところの箇所の点検とか行ってあると思いますけど、このときにはそういうところの点検はされていないんですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 文化財室の担当係長が出席しておりますので、そちらに答弁いたさせます。 ◎教育部社会教育課文化財係長(深野信之君) 文化財係長の深野です。 議員がおっしゃっているのは、恐らく第3展望所、第3休憩所と私どもが呼んでいるところだと思います。小川が近くを流れてて、椅子が、ベンチがあるところだと思うんですけれども。あのベンチ、コンクリート製のベンチなんですけれども、あちら、実は国庫補助事業で整備する以前からあるベンチになりまして、かなり経年劣化も進んでいるというのが実情でございます。白銀坂自体が平成15年に整備が終わりまして、もう早17年ですかね、経過しておりますので、そこら辺の再整備等も必要になってくる時期かもしれません。そこら辺も含めて、私どものほうで的確に維持管理をしたいというふうに思っております。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) そういう形で、ほとんどそういう形で傷んでるいるんですよね、もう、以前に早く設置されたベンチは。だから、今回私がいいなと思ったのは、JTの森と言えば重富上がったときの景観のいい場所。そのくらいは、ものすごくいいんだけど、座れるんだけど、あとは結構座れない場所が多々あります。やはり、そういうところも今後見に行き、検討しながら、悪いなら悪いで撤去するなり、また、改善できるなら改善するような形で、申し上げておきます。 じゃ、2番目に行きます。パネルをお願いします。 この場所が、今回インターン生5名と登った仲間が、今日は傍聴に来ております。それと、あと、この右の下にあるのが、今度今から質問するトイレの場所なんですよね。パネル結構です。 この場所は、以前、その前に、私がここで聞いているのがトイレの必要性をどのように考えているかという問いがあるんですけど。その答弁がないので答弁をお願いします。 ◎企画部長(松林洋一君) トイレにつきましては、ご存じのとおり、姶良市側の白銀坂入り口には設置をされておりますが、鹿児島市側の入り口には設置をされておりません。鹿児島市側にも設置があれば、いわゆる利便性は高まるというふうには思うところでございます。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) 私がここに出してあるとおり、男性の場合はあまり苦にしないんですよね、どこでもできる。でも、女性の場合はどこにでもちゅうわけにはいかないんですよね。これはやはり、この中に、今回も答弁があるんですけど、私が出したのは…… ○議長(東馬場弘君) 萩原議員。どこでもトイレができるというのは訂正してください。どこでもトイレができるという、男性はどこでもトイレができるというのは訂正してください。 ◆19番(萩原哲郎君) 今の男性はどこでもできることは訂正いたします。 その中で、女性は特に困っておられる。それから、やはりこういう要望は女性の方からが多いんです。重富の入口にはトイレがあって用は足せるんだけど、それから以降が、1時間から2時間かかる間に物事が足せられないということで。 それから、以前からこの要望は、私が、令和元年、このときにも質問しているんですけど、そのときの答弁書が「山頂及び山腹、民有地ではありますが、土地所有者、白銀坂共有する管理する鹿児島市とともにトイレの設置について模索していきます」というのが今回の答弁なんですよね。で、前回が、前やったのが、これは平成24年のときの答弁です。「国土交通省では、白銀坂中腹は土地も狭く施設管理もできないので、山頂の吉田側にトイレを作る案があり、建設の手法などは地元の鹿児島市の判断に委ねると経緯がありました」。用地については、島津興業が無償提供するという話もあったんですよね。このときに、私は、てっきり鹿児島市と話をして、上のほうに、場所も車でぽっと行けて設置できる場所であるから、このときに多分もうそろそろできるんじゃないかなと思っていたんですけど、何回行ってもトイレの場所が、設置の形が見えてきませんでした。この中に、「現在は、話は立ち消えとなっております」。せっかくいい案が出たのに、何でそういうもう少しで設置が可能かなというところで立ち消えとなっているんですかね。もうそれから9年たっているんですよ。今回の答弁は、トイレの可能性について模索しています、模索の問題じゃないんです、今は。鹿児島側と話をして、どういうふうに設置をしていくか、そういう話が先じゃないですか。それから、島津のほうも今であっても、そういう物事の協力は、願ってくると思いますけどいかがですか。 ◎企画部長(松林洋一君) ただいま、平成24年のやり取りについてお話しいただきましたが、その当時の会議録を見ますと、「島津興業が無償提供するという提案もありましたが、現在この話は立ち消えになっております」と、「このような経過を踏まえ……」といったようなことでお答えいたしているということで考えております。 まあ、先ほど、利便性が増すのではということを申し上げましたが、議員がおっしゃる設置場所につきましては、鹿児島市の、いわゆる民有地でございます。それに加えまして、その場所は上下水道の整備もないところなんだそうでございますので、そのような課題もある中で、すぐの設置というのはなかなか難しい場所なのではないかなというふうに考えているところでございます。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) せっかく24年のときにいい案が出たのに、何で難しいことになるんですか。簡単に言えば、島津もそういう形で使ってもいいですよというような案もあって、そこにもう少し県が、市が島津興業にお願いすれば、可能になったはずだと思いますけどいかがですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 繰り返しの答弁で申し訳ございませんが、先ほど申しましたように、無償提供する案もあったがその話は立ち消えになったということで、その話は進んでいないんですよということの説明を申し上げているというふうに理解しております。 ◆19番(萩原哲郎君) 立ち消えになった案はどういうことですか。 ◎企画部長(松林洋一君) ですので、島津興業が無償提供するという案、そのものはもう立ち消えになったということでございます。
    ◆19番(萩原哲郎君) じゃあ、今後のトイレ設置についての可能性はいかがですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 先ほども申し上げましたように、議員仰せの場所は、鹿児島市の民有地でございまして、しかも上下水道の整備はないところというふうに聞いているところでございますので、すぐすぐの設置は難しいのかなというふうに思っておりますが、鹿児島市側においても要望があるということは伺っているというふうにお聞きいたしておりますので、今後、ジオパークの推進協議会等でお会いする機会もございますので、そういったときには話題としていきたいというふうに思っております。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) やはり、トイレの必要性というのは、みんなあると思うんですよ。そういうことですので、今後、またトイレができるような検討をやっていただき、要望しておきます。 じゃあ、次に伺います。 JTの森ですね、この場所、今現在、──写真パネルをお願いします。次です。──JTの森に上がれば周りの立木で、見えるのはこれだけです。せっかく難儀してあそこまで上がったのにこれしか見えない。(笑声)だから、もう少しこういうところに、こういう見晴らし台とかそういう展望台造れば、180度、今度景観がよくなるわけです。そうすりゃ登った疲れも吹き飛んでしまうし、また観客も増えてきて、登山客も増えてくると思いますが、いかがですかね。 ◎企画部長(松林洋一君) 私もJTの森には行ったことがあるところでございまして、私が行ったときには、今写真でお示しくださいましたよりは、かなり眺望が開けておりましたので(笑声)、恐らく最近また樹木がちょっと大きくなって、視界が狭まったもんだろうというふうに思っております。ので、市長答弁にもありましたように、眺望域がもう少し取れるように、JTのほうにも話合いしていきたいと思っております。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) だから、部長が登ったときにはまだ見えとったと言いますけど、茂っていくんですよね、木は。そうだから、やはり見晴らし台を造れば、その心配はないんです。一回お金はかかるけど。そういう形で、少しでも登ってきた人たちが景観とかいろんな癒しが取れるような方向性を編み出していっていただきたいと思います。 じゃ、次に行きます。 この登山道、この間私が登ったときには、朝方まで雨が降っていて、もう8時頃にはもう雨も上がり、昼にはもう晴天になっておりました。しかし、あそこはやはり暗いところが多くて、石の、石垣の濡れた状態が結構ひどく、登るときには少しあまり感じなかったんですけど、下るときには、もう今までない筋肉のつりがして、私でこれだけいろいろジョギングやったりして鍛えているのに、ほかの人たちからはこういうところどういうふうに思うかなと、つくづく思いました。 その中で、やはりこういうところの危険性、やっぱ伴う場所には、手すりとかそういうロープとか、そういうのの設置が必要ではないかと感じましたけどいかがでしょうか。 ◎企画部長(松林洋一君) 白銀坂は国土交通省の歴史国道でもございますし、江戸時代からの形跡が残っております。後世へ引き継ぐべき文化財というふうに捉えているところでございます。ですので、文化財の市長答弁にもありましたように、文化財の保護に影響を与えない範囲での利用ということに心がける必要があるのかなと思っております。このため、なかなか新たに手を入れるといったようなことは難しいところではないかなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) まあ、登山者がやはり安全・安心で、気兼ねせずに登れるような改善策を、今度またいろいろ登山していただき、改善されるよう願っていきます。 次に、岩剣登山道、ここに一般者からの、登山者の意見で、先ほど述べたように、1、2、3、こういう形で設置されればありがたいなという意見がありますけど、これをどういうふうに考慮いたしますか。 今、1、2、3です、岩剣神社、岩剣登山道、ここにやはり岩剣城のいろんな遺跡があったり、ものすごく登った方、魅力的やった。でも、いろんな案内板がまだ必要ではないかということで。 それで、中にはインターネット検索で駐車場と入り口が分かればもっと登山客も増えるんじゃないかということ。 それと、冬はいいんですけど、夏になれば木が生い茂り蛇等が出てきて怖いと。だから、そういうところにも少し整備していただきたいということがあるんですけど、どのように感じますか。 ◎企画部長(松林洋一君) 岩剣城につきましては、中世から戦国時代に、武将が造り上げた貴重な山城跡の曲輪とか空堀、この辺りが良好に残っている場所でありまして、後世に引き継ぐべき貴重な文化財であることを認識いたしているところでございます。 そもそも、そこ、登山道という位置づけはしていないところではございますが、登山をされる方々は、今のスマートフォンですとGPS機能などが付いておりますので、それ等を活用して登られるのではないかなというふうに思っております。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) パネルをお願いします。これが、今、岩剣城の神社のトイレです。今現在、この外枠も外して、中のトイレの便器と外回りのコンクリートの修理に入っております。もう近々、3月末には完成するとのことでありますので、やはりこういうトイレが設置されれば、また観光客の方も喜ばれると思います。 パネルを消してください。 それで、次、要旨3番の市内最高の烏帽子岳。この烏帽子岳は、ここに書いてあるのが、烏帽子岳の道路整備です。 烏帽子岳は複数の個人が所有される山林であり、地権者や地元の方々の理解やご協力なくしてはなし得ない。これは、私も毎回言っているんです。地権者は自由に使ってもいいんですよと。だから、この地権者と話を持たれたことがありますか。 ◎企画部長(松林洋一君) 駐車場の件でよろしかったでしょうか。 駐車場の件につきましては、答弁にもありますように…… ◆19番(萩原哲郎君) 道路整備です。道路整備。登山道の整備。だから、地権者が多いから…… ○議長(東馬場弘君) 萩原議員。もう一回訂正して。 萩原議員。質問をもう一回。 ◆19番(萩原哲郎君) 烏帽子岳の登山道ですよ。だから、私が毎回言っているのは、烏帽子岳の登山道は、地権者が自由に使ってもいいんですよと、道路の改善は。でも、ここには書いてある「烏帽子岳は複数の個人が所有される山林であり、地権者、地元の方々のご理解・ご協力がないとなし得ない」と。これは全然話してないんじゃないですか、地権者と。どうですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 烏帽子岳は、本市でも一番高い山ということで、畏敬の念を持って、山頂付近につきましては元年度に整備をいたしているところでございます。その際には、いわゆる地権者、地元の方々にご理解、ご協力をいただいているというふうに理解しております。その後、途中の登山道の件について、地権者と直接お話をしたことはございません。 ◆19番(萩原哲郎君) だから、私がいつも言っているのは、あそこの危険な急勾配とか、かま土の急な坂、ああいうところで地権者は自由に使ってもいいということだから、ロープを張るなり物事やっときゃロープ伝わって安全性が保たれるんだけど、そういうことも一向になされてないところに、私は疑問を持つんですけどいかがですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 仮に行政において、安全対策というようなことで、その対策をするにしても、勝手にできるわけではございませんので、それをしたがゆえに、また新たな事故発生の原因にもなるということもあり得ます。そういった事故が発生した場合に、行政側に今度は補償リスクが、補償といったこともあり得るというようなこともございますので、安易に取り組むことはなかなか難しいのかなというふうには思っているところでございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 何回言っても同じ言葉ですよね。だから、私は、安全に登るためのロープがないよりもあったほうが安全じゃないですか。だから、そういう物事のほうから言えば、みんなと検討しながら、これあったほうがいいよねってなれば設置してやれば、やはり登る方は安心して登れるんです。何もなくて、かま土やら滑って滑って登れないのが、当然あります。やっぱりそういう形で、もう少し認識を持って、いろんな行動、それとあと設置、やっていただきたいと思います。 じゃ、まあ、次に行きます。 次に、道路改善対策に入ります。岩剣神社ですね。この場所を、私が今回出しているのは、岩剣神社の県道入り口から鋭角場所と岩剣神社に向かう道路幅員の狭隘場所の改善についてなんですけど、これは両方とも今回こういう提案でやられていかれるんですか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 県道との鋭角交差点につきましては、市長からの答弁にもございましたとおり、改善する方向で設計を進めておりまして、令和4年度の事業着手に向けて、検討・協議を進めているところでございます。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) それと、河川の横に土のうが置いてあることで、越水防止ではなく、道路表面水が河川側に浸食しないように設置したものである。私は逆に、道路路面に水たまりとかそういうのが発生するよりも、流されるのは河川のほうに流しても構わないと思うんですけどいかがでしょうか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 路面水が路肩を伝って河川側に流れますと、路肩のところ、護岸がしっかり工事していないところにつきましては、どんどん侵食してまいります。それを防止するために土のうを置いているところでございます。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) じゃ、次、あとニュータウンのカーブについて。高速からニュータウンの信号までの間にカーブがあります。このところも、私がここに出しているのは、カーブが、今回は前方不注意で事故があったということですけど、前方不注意ばっかじゃないんですよね、前方不注意も、直線であればぱって見て、もう、真っすぐありゃそのまま行くんだけど、前にカーブになっとけば急ハンドル切って、今回こういうような事故が起きたと思うんですけど、ここは県の所有地もあるし、また住民も協力してあげるということですので、やはりこのカーブを撤去しとって、真っすぐ道路を改善したほうがいいんじゃないかと思います。 特にあそこのカーブは、朝、夕、道路が混雑して、カーブを曲がった途端に車が止まっておきゃ急ブレーキとか、危険性を伴っておりますので、やはり地域住民からはこのカーブを撤去してもらいたい、直線にしてもらいたいという意見がありますけど、いかがでしょうか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 今回、議員からいただきました質問の中で、危険ではないか、地元の住民からカーブをよくしてほしいという要望があるということについては、地域振興局の県のほうにも伝えてございますので、また対応策等をしてくださいという形でお願いしてまいります。 以上です。 ◆19番(萩原哲郎君) じゃあ次、3点目のイケダパン流通センター前の道路、これも相当、私が議員になって、もう16年ですか、16年ぐらい前から要望出しているんだけど、なかなか今回ようやく腰が上がったという形で、いろいろ現地調査を行って、来年、再来年度までには地質調査を行った上で、舗装の構成、検討を行ってまいりますということでありますけど、これも、ここに書いてある延長150mですね、橋のたもとから流通センターの前を通ってクロネコヤマトのほうに。だから、その先は大分道路が頑丈にっていったらおかしいんだけど、傷みがないんですよね。だから、手前だけは物すごく傷みがひどい。だからそうですね、写真があったですね、写真をお願いします。 この場所です。向こう側に運送会社があって、手前の凸凹ですよね。大型が通れば、物すごい地響きがする。だから、ここには、一番肝心なのが、住宅がないから住民からのあまり要望は来ないんだけど、やはりトラック業界のほうから、もう少し道路の改善を何とかしてもらえないかということが結構来ます。そういう形で、やはり、いったん凸凹になりゃ、また上にコンクリートを乗せて、その繰り返しなんですよね。だから、そういう形で右側のほうの河川のほうは物すごく段差ができております。 今回、ここに書いてあるのも、いろいろな規模で、お金はかかるようなことが書いてありますけど、やはりこの道路も長いことこういう形であって、大型トラックは頻繁に通行する場所ですので、早い検討を行って改善を願っていきたいと思います。最後にイケダパン、流通センターは終わりました。 じゃあ次に、山之口自治会の住宅外壁汚れについて伺います。 これも、もう長いこと、この問題が平成16年4月、パン工場周辺の環境問題で陳情が姶良町時代に採択されてから16年経過しているんです。 パネルをお願いします。 この汚れなんです。だから、壁、それとあと右側に車が止まっているけど、もう車の窓も真っ黒ですよ。やから、地域住民も何回もこうしてお願いしとってやるんだけど、何も改善されない。中には、要望書を出した責任者のところだけ洗浄してもらったり、そういう形です。だから、このことを、市長はこういう場所を回りましたか。 ◎市長(湯元敏浩君) はい、存じ上げております。 ◆19番(萩原哲郎君) どういうふうに感じられましたか。 ◎市長(湯元敏浩君) やはり、外壁が真っ黒になるのと車が真っ黒になったりする状況は、非常に住んでいる方々にとっては苦痛だろうなと思っております。 ◆19番(萩原哲郎君) この16年たっても解決されない対策について、何かいい知恵とか、また、市長がひとつ肌を脱いで、これをやって何とか解決してやるよという気持ちはありますか。 ◎市民生活部長(福元義行君) お答えいたします。 現在、事業所のほうでも真摯に受け止めまして、今後誠意を持って対処をされるということで、議員の質問の中の2番目で回答もありますように、一戸一戸回って真摯に話を聞いていくというような状況を聞いているところでございます。 以上でございます。 ◆19番(萩原哲郎君) 一戸一戸回る形で去年話合いがあって、それから、もう1年ちょっとたっているんですよね。それで、まだ10件程度しか回れない。コロナの関係もあるかもしれませんけど、地域住民は願っているんですよ。何とかこの解決策をお願いします。 ○議長(東馬場弘君) これで、萩原哲郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後3時20分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時28分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。次に、5番、田口幸一議員の発言を許します。 ◆5番(田口幸一君)    登      壇  皆さん、こんにちは。6番目に質問するのは、この議会が始まって今までは、いつも1番目か2番目だったんですけど、まあ、しばらくの間、聞いてください。 先に、質問された議員が述べられたように、今月末で定年退職を迎えられる部長、次長の皆様方に感謝を申し上げます。今後も姶良市のために役立つように働いてください。中には、再任用として、また市役所に残って働く方、以前、すぐ民間に飛び込まれた方もいらっしゃいましたが、そのような方々、元気で姶良市のために役立つように働いてくださるようお願いいたします。 それでは、さきに通告した4問について質問いたします。 質問事項1から3までは、湯元敏浩市長の選挙公約となっております。 項目1からですね、大型グラウンドゴルフ場の建設について。 質問の要旨、場所はどこになるのか。また、使用料はどのようになるのか。 質問事項2、公立短期大学の設立について。 質問の要旨、場所はどこになるのか。また、学生の募集はどのようになるのか。 質問事項3、子ども館の設立について。 質問の要旨、場所の予定はどこか。また、子どもは集まるのか。 質問事項4、市道の修復について。 質問の要旨、市道のあちこちで、凸凹が見られるが、修復の予算は、いつ計上するのか。 あとは、一般質問席から質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  田口議員のご質問にお答えします。 1問目の大型グラウンドゴルフ場の建設についてのご質問にお答えします。 大型グラウンドゴルフ場の整備につきましては、第2次総合計画の重点プロジェクトにも位置づけ、その設置に向けた検討を進めつつあります。 令和2年度においては、県外への視察研修を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、実施することができなかったため、令和4年度以降で視察研修を実施したいと考えております。 なお、設置場所の検討にあたりましては、令和元年第4回定例会でお答えしましたとおり、市民の皆様が望む良質な施設を目指しながらも、一方でコスト削減に努めることも念頭に置くことが必要であると考えております。このため市有地の有効活用が図られる、例えば、高岡公園周辺などを有力な候補地として検討を進めてまいります。 また、使用料につきましては、受益者負担の原則に基づき、今のところ有料になると見込んでおります。 次に、2問目の公立短期大学の設立についてのご質問にお答えします。 高等教育機関の設置につきましては、公立大学法人の短期大学に限らず、4年生大学やサテライトキャンパスの誘致などについて、幅広く研究しており、その規模につきましても定まっていないことから設置場所について、今のところお示しできる段階にはありません。 なお、候補地につきましては、学生にとって利便性の高い場所が望ましいと考えております。 また、学生の募集につきましても、今のところお示しできる段階にありませんが、文部科学省の大学入学者選抜実施要項によりますと、各大学は入学者の選抜を行うにあたり、前年の12月までに募集要項を発表することとしており、各大学はそれに準じて学生の募集を行うことになると考えております。 次に、3問目の子ども館の設立についてのご質問にお答えします。 全天候型子ども館の建設につきましては、建設予定地である加治木特産品売場ふれあい物産館の支持地盤の確認、及び液状化についての調査を行った結果、液状化の可能性や危険度は極めて低いとの報告を受けました。 この結果を基に、建設に向けて進めてまいりたいと考えております。 また、多くの方が集い、利用していただけるように、今後、運営方針等を検討する中で、子どもたちや保護者の方のニーズに合った喜ばれる施設を目指してまいります。 次に、4問目の市道の修復についてのご質問にお答えします。 市道の修復に必要な予算は、令和3年度当初予算に、道路維持費の委託料として計上しております。修復時期につきましては、パトロール結果や要望などを基に、破損状況を調査し、危険度や交通量などを総合的に勘案して、優先度の高いものから順次行ってまいります。 以上、お答えといたします。 ◆5番(田口幸一君) 今、市長が明確な答弁をしてくださいました。質問事項1から3までは、湯元敏浩市長の選挙公約となっております。先ほど申し上げましたから、次は省きます。 質問事項1、大型グラウンドゴルフ場はどこに建設されるのか、場所ですね。規模はどのようになるのか。使用料は幾らになりますか。 ○議長(東馬場弘君) 田口議員、先ほどの1回目の質問の中に市長が1回目の答弁で答えております。ですから、角度を変えて質問してください。田口議員、続けてください。 ◆5番(田口幸一君) この大型グラウンドゴルフ場は、先ほどの市長の答弁では、高岡公園一帯を考えているということですが、あそこに行ってみると、高岡公園の周囲ですね、絶壁になっているかと思うんですけど、ここにグラウンドゴルフをするために姶良市民が、行きやすい場所なのかどうか、まずそこをお尋ねいたします。 ◎企画部長(松林洋一君) 高岡公園周辺の市有地につきましては、およそ5?を超える市有地がありますが、そのうち、比較的平坦で活用可能な部分ということで考えましたときに、およそ2.5?程度は取れるんじゃないかなと思っておりまして、ここを有力な候補の一つというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 先ほどもお尋ねしましたように、高岡公園のあの一帯は、同僚議員も出身ですけど、絶壁になっているかと思うんですけど、ここに設立の考えがあられるんですか。 ◎企画部長(松林洋一君) 繰り返しの答弁になるようで申し訳ございませんが、高岡公園周辺の市有地のうち比較的平坦な部分ですね、その部分について活用させていただきたいというふうに考えているところでございます。ですので、高岡公園周辺を有力な候補の一つというふうに思っているところでございまして、議員のおっしゃられる絶壁のところは、当然利用が難しいところでございますので、そこを活用しようとは思っていないところでございます。 ◆5番(田口幸一君) 今の答弁で分かりました。 次に、公立短期大学の設立は、場所はどこを考えておられるのか。学生の募集はどのようになるのか。 ○議長(東馬場弘君) 田口議員。これも先ほどの田口議員が登壇して、1回目の質問の中で、市長が答えておりますので、また角度を変えて、質問してください。 ◆5番(田口幸一君) それでは、これはいいのかな。卒業した学生の行き先はどのようになるのか。それと公立短期大学といいますと、普通、短期大学というのは2年というふうに私は考えているんですけど、何学年になるのか。 ◎企画部長(松林洋一君) 高等教育機関の設置につきましては、今、答弁にもありましたように、短期大学に限らず4年制大学とかサテライトキャンパスこのあたりについても幅広く研究いたしておる段階でございまして、その、何学年になるかということですが、それについてもまだ検討の途中であるというふうに、ご理解いただければよろしいかと思います。 それから、その卒業後の行き先の話、ご質問かと思いますが、その設置します学部によって当然就職先も、また変わってくるもんだろうというふうに思っております。現段階で、この学部を置きますといったようなことは、まだ決めておりませんで、その学部等も検討する材料として、来年度、令和3年度にアンケート調査事業を計画いたしております。その中で、学部についても、絞込みをできたらというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) この公立短期大学の設立について、通告してあるのかな。教育長はどのようにお考えですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 公立短期大学の設置ということについては、市長の公約の一丁目一番地ということになりますけれども、今、鋭意、高等教育機関の担当課で調査研究を進めているところだろうと思います。それによって学部学科の内容、それから募集人員等これから決めていくというふうな話でありまして、まだ具体的な進路先とかそういったものについては、これから次第に分かってくることかと思います。今の段階では、どの部においても回答はできないというふうに思っております。 ◆5番(田口幸一君) 次に、子ども館の設立について質問いたします。 場所は先ほど市長の答弁で加治木物産館跡地に、これはもう決定ですかね。それと子どもの募集は姶良市全体になるのか、その移動はどのようになるのですか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) お答えいたします。 場所につきましては、ここをこの前、地質調査を行いまして、皆様方にご報告もさせていただいております。ここを一応、決定ということで進まさせていただきたいと思います。 それと、子どもの募集ということですけど、ここにつきましては、子ども館というのが、そもそも募集をかけて人を集めるというところではなくて、来ていただくと、どうぞ、ウエルカムで来てくださいというような施設でございます。お子様、保護者の方々、一緒になって楽しんで、またそこで一緒になって交流していただくという施設ですので、そこで募集をかけるということは一切ございませんので、そういうことでご理解いただきたいと思います。 ◆5番(田口幸一君) その子ども館の建設費用で、これは市長答弁でありましたかね。国、県の負担、姶良市の負担はどのようになるのですか。 ◎保健福祉部長(竹下晃君) この件につきましては、今日の和田議員の質問にもあったと思いますけれども、財源とか、あとは実施計画にそれぞれ年次的に計画を上げておりますので、それに基づいて進行していくという形でございます。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 各部長が明確な答弁をしてくださいました。 次に、市道の修復について質問いたします。今日傍聴に来ていると思うんですが、原方地区のバス通りに凸凹があり、私はここを確認しました。危ない。修復はいつ頃になるのか。まず、そこまで。 ◎建設部長(松里智一朗君) ただいまの質問につきましては、担当課長から答弁させます。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 市道の凸凹ということでございます。舗装が剥がれて穴の開いているところとか、そういったところについては、応急処置をしております。またそれが広範囲に広がった場合というのは、業務委託の中で対応しております。ただ、スポット的に補修したところの凸凹の度合いなんですけども、それを全面的な改修となる場合は、工事を発注して下のほうから1回全部剥ぎ取って路盤といいますか、舗装の下からやり替えるという工事をするんですけども、今その工事については、随時ほかの路線と見合わせながら、見比べながら、緊急度等、考慮しながら年次的にやっていかなければならないというふうに考えております。来年度も2路線ほど工事費のほうが計上してございます。その他のものについて、緊急性を見て委託料の中で随時補修をしていくという形を取っております。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 土木課長もヨシミツさんというところの近くですから、今日傍聴に来ていると思うんですが、その人に尋ねてですよ、この修復を急いでもらいたいと思います。 次に、姶良市全体の市道の傷みは、いつ頃解消できるのか、予算は幾らぐらい必要か。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えします。 姶良市全部の市道の修復ということでございました。姶良市道、統計でいいますと1,574路線ございます。舗装にも破損しているところ、たくさんございます。これ全て、修復するというのは、通っているうちにまた修復してもまた壊れていくというところもございますので、これを全てきれいにならすのに幾らかかって、いつまでなのかというところは、なかなかお答えできないところでございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 予算が幾らくらい必要なのかちゅうのには、答弁はなかったようですけど、また、この姶良市全体の市道を修復するには、莫大な予算が必要になるかと思うんです。そこで、姶良市も、たくさんお金があると私は考えますけど、(笑声)土木債とかそういうのは活用できないんですかね。財政課長、説明を求めます。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 道路の工事につきましては、先ほど土木課長が申し上げましたように、その延長規模、工事の規模等によって財源、それから地方債を使う場合がありますけれども、その国の補助金や、時として県の補助金それから地方債、地方債でも場所とか工事の中身によって種類が変わってきたりというのがありますので、最大限補助金を活用し、最大限地方債、中でも交付税措置があるような姶良市の財源にとって有意義なものを使いながら進めてまいることになります。 以上でございます。 ◆5番(田口幸一君) 市長をはじめ各部長、課長の説明で大方の私の質問に対する説明があり、よく分かったような気がいたします。今後も、この私が質問した4項目について市長をはじめ各部長、担当課長が話し合って、一日も早く私の質問が実を結ぶように要請し、質問を終わります。 ○議長(東馬場弘君) これで田口幸一議員の一般質問を終わります。 ○議長(東馬場弘君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は3月8日午前10時から開きます。(午後3時54分散会)...